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ホンダ オデッセイとは

オデッセイ (ODYSSEY) は、本田技研工業が製造しているミニバン型の乗用車である。

目次

  • 1 概要
  • 2 初代 RA1/2/3/4/5型(1994-1999年)
  • 3 2代目 RA6/7/8/9型(1999-2003年)
  • 4 3代目 RB1/2型(2003-2008年)
  • 5 4代目 RB3/4型(2008年- )
  • 6 搭載エンジン
  • 7 車名の由来
  • 8 共通のプラットホームを使用する車種
  • 9 脚注
  • 10 関連項目
  • 11 外部リンク

概要

1994年に初代モデルが発売され、現行型は4代目。ホンダのクリエイティブ・ムーバー(生活創造車)の第1弾として発売された初代から、現在までヒットを続けており、ホンダの基幹車種のひとつに位置付けられている。通称:「オデ」

当時ホンダは、セダン・クーペタイプ以外の車種展開に出遅れ、業績が低迷していた。新車開発費の厳しい制約の中で、アコードのプラットフォームを用いて開発を行い、発売後は業績回復させるほどの大ヒットとなり、トヨタ・エスティマと共にミニバンブームの火付け役となった。北米では、いすゞ自動車にオアシスとしてOEM供給していた。

乗用車ベースのミニバンとして、セダン同等の運動性能を持ち、なおかつセダンよりも広い室内空間を売りにしている。また、床が低いため、乗降性が他の車種に比べて楽である。後席ドアは、他のミニバンで一般的なスライドドアではなく、一般的なセダン型乗用車と同様の前ヒンジドアを採用している。

初代から採用されている、3列目シートの床下収納機構が特徴。3代目では、電動格納式(一部グレードに標準装備またはオプション設定)となっていた。

初代 RA1/2/3/4/5型(1994-1999年)

ホンダ・オデッセイ(初代)
RA1/2/3/4/5型
フロント(北米仕様)
1st-Honda-Odyssey.jpg
リア(日本仕様)
1st generation Honda Odyssey rear.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1994年 - 1999年
乗車定員 6-7名
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン F22B型:2.2L 直4 SOHC
F23A型:2.3L 直4 SOHC VTEC
J30A型:3.0L V6 SOHC VTEC
変速機 4速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,750mm
全幅 1,770mm
全高 1,645-1,660mm
ホイールベース 2,830mm
車両重量 1,470-1,610kg
別名 欧州名:シャトル
いすゞ自動車 OEM:いすゞ・オアシス
-自動車のスペック表-

1994年10月20日登場。

当初は、月販目標台数は4,000台程度と抑え目であったが、予想外に大ヒットし、後に生産ラインも増強された。当時のミニバンにはない独特な乗用車的プロポーションが特徴[1]であった。シフトレバーは、コラムシフトを採用し、前席から後席へのウォークスルーを可能にしていた。

エンジンは、F22B型 2.2L 直4 SOHC。ただし、アコードに設定されていたVTEC仕様は後のマイナーチェンジの際に採用。トランスミッションは「プロスマテック(TYPE II)」と呼ばれる4速ATを搭載。増加した車重に対して、ファイナルレシオを低くしたため、エンジンの常用回転数は若干高めである。

ホンダの同排気量クラスの車の中では珍しく、タコメーターが標準装備されなかった為、発売開始から半年で純正オプションとし(標準装備の時計と入替え装着・ダッシュボード上置きの液晶表示ユニットタイプ・回転計はバーグラフ式・時計、内外気温表示機能付き)を装備。

ヨーロッパでは「シャトル」という名前で販売した。

それまで、排気量2L以上の3ナンバー普通自動車クラスの販売台数では、長年の首位を維持していたトヨタ・クラウンを抜き去り、1995年には、125,590台の販売台数を記録した。

1994年、「日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞」受賞。1995年、「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」受賞。

1996年1月、一部変更。シフトレバーの改善・セカンド/サードシート上をガラストップとした「サンシャインルーフ」をオプション設定。最上級モデル「エクスクルーシブ」を追加。

1996年9月2日、一部変更。「L」のアルミホイールをメッシュタイプへ変更。「S」と「L」の間に「M」を追加。両席エアバッグとABSを、全車に標準装備。また、コラムシフトの操作感改良・ハザードスイッチの助手席側から運転席側への移設等の小改良。カーナビはVICS対応型に改良。停車時に、2名が就寝できるポップアップルーフを装着した「フィールドデッキ」仕様を設定。

1997年8月22日に、マイナーチェンジで、フロントグリルのフェイスリフトが行われる。エンジンを、F23A型 2.3L 直4 SOHC VTECに変更と同時に「Sキット」と呼ばれるエアロバーツと専用15インチアルミホイールをセットで、メーカーオプション設定。

1997年10月2日に、J30A型 3.0L V6 SOHC VTECを搭載した「Prestige(プレステージ)」発売。前期型の廉価グレード「B」が、MCでグレード整理により消滅(ただし、3代目の後期型で復活するが、位置付けとしては、実質的に前期型の「S」に相当)。MC後は、下位グレードから「S」、「M」、「L」になる。後年は、お買い得価格のモデルとして「M」をベースにしたカーナビ装備の「ナビスピリット」・木目調パネル等装備の「ファインスピリット」・エアロパーツ装備の「エアロスピリット」、「S」をベースにした「スマートスピリット」をそれぞれ追加。ガラスプリント式ラジオアンテナ・タコメーターが全車標準装備され、、ドアミラーも黒色からボディ同色となる。

日の丸自動車グループの日の丸リムジンではワゴンタクシーとして採用された(現在、初代と3代目が混在)。

2代目 RA6/7/8/9型(1999-2003年)

ホンダ・オデッセイ(2代目)
RA6/7/8/9型
Honda Odyssey 1999 japan.jpg
リア(前期型)
Honda Odyssey (second generation) (rear), Serdang.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1999年 - 2003年
乗車定員 6-7名
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン F23A型:2.3L 直4 SOHC VTEC
J30A型:3.0L V6 SOHC VTEC
変速機 4速AT / 5速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,770-4,835mm
全幅 1,795-1,800mm
全高 1,630-1,655mm
ホイールベース 2,830mm
車両重量 1,570-1,760kg
-自動車のスペック表-

1999年12月3日、フルモデルチェンジ。初代の大ヒットにより、デザインやコンセプトなどはキープコンセプトであったが、先代よりスポーティー志向の走りとなった。

エンジンは、先代後期型と同様のF23A型 2.3L 直4 SOHC VTECとJ30A型 3.0L V6 SOHC VTECだが、V6は200PSから210PSとなる。トランスミッションは直4は4速AT、V6は5速AT。シフトレバーは、コラム式からインパネに移動した。同じコンポーネンツを持つアヴァンシアと異なり、Sマチック付きのゲート式である。それぞれ6-7人乗り。

中国やオーストラリアなどでも発売された。この型は、アメリカでは発売されず、代わりとしてより大型な現地生産車(日本名「ラグレイト」)が、オデッセイとして発売された。中国仕様のみリアバンパーの運転席(左)側にリアフォグランプを装備している。

2000年8月31日、「L」と「M」の中間に「MQ」が追加。「L」と同様の同色ロアスカートやMDプレーヤーを装備。

2001年11月21日、スポーティーモデルの「Absolute(アブソルート)」を追加。サスペンションのセッティングなどを一部変更し、走りの仕様へと仕上げた。後期型は、メーターが自発光式メーターに変更(「S」を除く)となった。


3代目 RB1/2型(2003-2008年)

ホンダ・オデッセイ(3代目)
RB1/2型
フロント(前期型)
Honda Odyssey (third generation) (front), Serdang.jpg
リア(前期型)
Honda Odyssey (third generation) (rear), Serdang.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2003年-2008年
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
変速機 CVT / 5速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,765mm
全幅 1,800mm
全高 1,550-1,570mm
ホイールベース 2,830mm
車両重量 1,610-1,760kg
-自動車のスペック表-

2003年10月17日、フルモデルチェンジ。新開発の低床プラットフォームにより、ミニバンとしては異例の立体駐車場に入庫可能な1,550mm(四輪駆動車は1,570mm)に全高が収まり、先代よりもかなりスポーティー度が高まった。車名ロゴが初代から継続されていた「ODYSSEY」から「OdyssEy」に変更された。目標月間販売台数は5,000台。

エンジンは、アコードなどに搭載されているK24A型 2.4L 直4 DOHC i-VTEC(標準:160PS、Absolute:200PS)の2種類のみとなり、初代(後期型)・先代と続いた「Prestige」のサブネーム(2006年にエリシオンプレステージで復活した)とV6エンジンを廃止した。この型から、6人乗りは無くなり、7人乗りのみになる。トランスミッションは「Absolute」と標準タイプの4WDは5速AT、標準タイプのFFは7速マニュアルモード付CVTとなる。ヘッドライトも、最近のホンダお得意の「鋭い目」になっている。また、上級グレードにはオプションでアコードワゴン(4代目(CM系))に採用されている電動式リアテールゲートが装備でき、電動格納3列目シートは「L」に標準装備されていた。

2005年10月31日に、マイナーチェンジを実施。特別仕様車の「M・Aero Edition」が発売された。これは、ベーシックグレードである「M」をベースに、人気グレードの「Absolute」の外装が装備される他、「Absolute」の専用色であるブラック・アメジストパールを含め、計6色を選択することができる。

2006年4月13日に、マイナーチェンジを実施。外装・内装のデザイン変更となり、特にリア部は大幅に変更され、テールランプはLED式となった。また、ドアミラーは前期型がサブピラーに付いていたのに対し、後期型はドアパネルに移設のうえドアミラーウインカーが標準化された。新色の追加などに加えて、グレードは今まで最廉価グレードであった「S」に代わり、初代前期型以来の「B」の名称が復活、「M」に特別仕様車の「Aero Edition」に相当する「エアロパッケージ」の追加などが行なわれた。また「Absolute」には、オデッセイ初の18インチタイヤが装備された。

2007年2月15日に、マイナーチェンジを実施。「S」を再設定、「L」にHDDナビを標準設定、「Absolute」に「コンフォートビューパッケージ」を標準設定。一部グレードには、マニュアルモード付CVTが設定されている。

先代同様、中国などでも販売されているが、北米ではやはり別なモデルが販売されている。

ミニバンとはかけ離れた運動性能やスポーティなデザインから、若年層やホンダが過去に生産していたスポーツモデルからの乗り換えユーザーに人気を博したが、その一方で、全高の低さに起因する開放感の無さを敬遠する向きもあった。

タレントの所ジョージが、自身がトータルコンセプターを務める月刊誌「デイトナ」誌上の企画において、前期型をベースにデザインをシェルビー・コブラに似せた「ファミリーコブラ」と呼ばれる車両を製作し一部のファンの間で話題となった。その後この車両は2007年に大阪オートメッセのホンダブースにて展示された。[2]

2007年8月30日「L」に「L・Kパッケージ」を追加するとともに、特別仕様車「HDDナビ スペシャル エディション」、「エアロ HDDナビ スペシャル エディション」を発売。


4代目 RB3/4型(2008年- )

ホンダ・オデッセイ(4代目)
RB3/4型
アブソルート フロント
2008 Honda Odyssey 01.JPG
アブソルート リア
2008 Honda Odyssey 02.JPG
室内
2008 Honda Odyssey 05.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2008年-
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
変速機 CVT / 5速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,800mm
全幅 1,800mm
全高 1,545-1,565mm
ホイールベース 2,830mm
車両重量 1,600-1,690kg
-自動車のスペック表-

2008年9月19日に、4代目の先行情報サイトが公開された。車名ロゴが3代目に使用されている「OdyssEy」から初代から2代目に使用されていた「ODYSSEY」に戻された。また、4代目には新技術として、車両の挙動の乱れを安定方向にアシストする「モーションアダプティブEPS」や魚眼CCDカメラにより死角の低減や車庫入れなどの支援をする「マルチビューカメラシステム」を搭載する。

2008年10月16日 - 正式発表。翌日本では10月17日から販売を開始。月間目標販売台数は4,000台と発表されている。 FCXクラリティやストリームに似たフロントマスクとなり、テールランプは、初代から継承してきた三角形から横長に変更され、車幅灯は先代後期型のLEDから電球に変更された。

室内に関しては、1,220mmの室内高は変わらず、室内長は60mm拡大。2列目シート座面裏を削り込み、3列目シートの足元空間を拡大し、後席ドアの開口部も広げられた。視界に関しては、Aピラーを30%細めて後退させることで、劇的に改善した。2-3-2のシートは全席で前方視界が確保できるよう、V字に配列した。荷室は、フィット同様にスペアタイヤを廃止し(代わりにオデッセイでは初となるパンク修理キットを装備)、荷室床下のアンダーボックスを設置した。この恩恵もあり、車体重量は先代よりも軽量化された。

エンジンは、3代目と同じくK24A型が搭載されるが、ハイオクガソリン指定の「アブソルート」が206PS(151kw)・23.7kgf·m(232N·m)、その他が173PS(127kw)・22.4kgf·m(220N·m)にパワーアップされるのと同時に燃費も向上され、特に「M」・「L」・「Li」のFF車は「平成22年度燃費基準+25%」を達成した。また4代目では「アブソルート」を含め、全車「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。トランスミッションは従来同様FF車がCVT、4WD全車と「アブソルート」が5速ATとなる。[3]

また、「アブソルート」を除くFF車のステアリング脇には、エンジン・CVT・エアコンの制御を燃費重視にする「ECON」ボタンが備わる。

2009年2月、Hondaのミニバンとしては2車種目[4]となる「国内累計販売台数100万台達成」を達成した[1]。

2009年9月3日、一部改良。「M」をベースに装備見直しを行なった「M・ファインスピリット」、「アブソルート」のエアロパーツなどをパッケージングした「エアロパッケージ」を追加。Honda HDDインターナビシステムにマルチビューカメラシステムなどをパッケージングした「マルチナビパッケージ」を全タイプに設定。ボディカラーや内装色の追加を行なった[2]。


搭載エンジン

車名の由来

  • 「長い冒険旅行」という意味の英語で、ギリシャ神話のオデュッセイアを語源とする。

共通のプラットホームを使用する車種

脚注

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  1. ^ 当時のホンダは業績低迷の中、新型車製造にあたって生産ラインの改修へ資金を投じる余裕が無いなどの制約から、初代のボディサイズが決定したと言われている。
  2. ^ 公開当時はモチーフとなったシェルビー・コブラ風のカラーリングであったが、2009年現在では茶系統のカラーリングに変更されている。
  3. ^ 「アブソルート」のみ、パドルシフトでのマニュアルシフトが可能。
  4. ^ Hondaで最初に国内累計販売台数100万台を達成した車種はステップ ワゴンである。
  5. ^ オデッセイ カタログ 【 carview 】 ホンダ オデッセイ のカタログ情報1998年式

関連項目

ウィキメディア・コモンズ
  • ミニバン
  • ホンダ・アコード
  • ホンダ・エリシオン(3代目の派生車種)
  • ホンダ・ラグレイト(北米版オデッセイ)
  • いすゞ・オアシス(初代オデッセイのOEM)

外部リンク

  • ホンダ・オデッセイ

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