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ホンダ フィットとは

ホンダ・フィット(FIT)は、本田技研工業が製造・販売するハッチバック型の小型自動車である。日本での販売店はHonda Cars店。

目次

  • 1 歴史
    • 1.1 初代(2001-2007年 GD1/2/3/4型)
      • 1.1.1 沿革
    • 1.2 2代目(2007年- GE6/7/8/9型)
      • 1.2.1 沿革
  • 2 関連項目
  • 3 脚注
  • 4 外部リンク

歴史

初代(2001-2007年 GD1/2/3/4型)

ホンダ・フィット (初代)
GD1/2/3/4型
フロント
Honda Jazz (first generation) (front), Serdang.jpg
リア(前期型)
Honda Jazz (first generation) (rear), Serdang.jpg
販売期間 2001年-2007年
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン L13A型:1.3L 直4 SOHC i-DSI
L15A型:1.5L 直4 SOHC VTEC
最高出力 L13A型:63kw(86PS)/5,700rpm
L15A型:81kw(110PS)/5,800rpm
最大トルク L13A型:119N·m(12.1kg·m)/2,800rpm
L15A型:143N·m(14.6kg·m)/4,800rpm
変速機 CVT(マルチマチックS)
5速MT
駆動方式 FF/4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):車軸式
(4WD):ド・ディオン式
全長 3,845mm - 3,850mm
全幅 1,675mm
全高 1,525mm - 1,550mm
ホイールベース 2,450mm
車両重量 990 - 1,110kg
別名 欧州名:Jazz(ジャズ)
先代 ホンダ・ロゴ
-自動車のスペック表-

2001年6月にホンダ・ロゴの後継車として登場。優れた走行性能と低燃費の両立そして軽自動車を除くホンダの乗用車では最も小型でありながら広いラゲッジスペースを確保し、コンパクトカーのベンチマークの一つとして評されている。

グローバルスモールプラットフォームと呼ばれる燃料タンクを車体中心に配置したレイアウトを採用。このレイアウトにより同クラスのスモールカーを大きく上回る広さを実現し、2002年にはこれまで33年間連続して国内の車名別年間販売台数1位を誇ったトヨタ・カローラシリーズを抜き、年間1位になった。 このプラットフォームは、後にモビリオ、モビリオスパイク、フィットアリア、エアウェイブそして、欧州向け3代目シビック(3ドア及び5ドアハッチバック)にも用いられている。

海外では北米、南米、中国で日本と同じ「Fit」の名称が使われている[1]が、それ以外のヨーロッパ、東南アジア、オセアニア、中東、アフリカなどでは「Jazz」の名称で販売されている。

搭載されたエンジンは、L13A型 1.3L SOHC i-DSI(86PS/12.1kg·m)で、トランスミッションはホンダマルチマチックSと呼ばれるCVTのみの設定であった。

その年の11月には「2001-2002日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞[2]。翌2002年には「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」受賞。さらに、同年(2002年)の年間販売台数で33年間トップを守り続けたトヨタのカローラを上回りトップとなった[3]。2007年6月末に、世界累計販売台数が200万台を達成した[4]

北米仕様は、2004年6月のマイナーチェンジ以前の「前期」のデザインであり、リアのブレーキランプとテールランプがLEDになった日本での「中期」以降にあたるモデルは販売されなかった。L15A型 1.5L VTECエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTの他5速ATが設定されている。またフラットブレードワイパーも適用されている。そして米高速道路交通安全局(NHTSA)が定める連邦自動車安全基準(FMVSS)のNo.208「衝突時の乗員保護」に適合するよう、前後バンパーを通称5マイルバンパーに変更されている。よってこれらの大きさや形状は国内仕様と異なる。同局の前面衝突試験では運転席・助手席ともに最高評価の五つ星を獲得している。ブラジルではフレックスエンジン(エタノールとガソリン両用エンジン)搭載車を売り出している。

沿革

2001年6月21日
発表。翌6月22日より販売開始。当初は「W」・「A」・「Y」の3グレード体制であった。
2002年9月12日
L15A型 1.5L SOHC VTEC(110PS/14.6kg·m)エンジンとホンダマルチマチックS+7スピードモード(7速自動変速モード付き:ハンドルのスイッチで任意に切り替え可能)とが搭載された「1.5T」を追加。メーカーオプション15インチアルミホイール車はリアブレーキがディスク式となる。「1.5T」専用のメーカーオプションとしてハーフシェイドウィンドウ、オートエアコン、電動格納ミラーをパックにした「Lパッケージ」や大型テールゲートスポイラー(「Sパッケージ」+15インチアルミホイール+ハイマウントストップランプとのセット装着もしくは「Lパッケージ」、「Sパッケージ」のいずれかとセット装着)などを設定した。
2002年11月14日
「1.3A」と「1.3W」を一部改良。HIDヘッドライトやハイマウントストップランプがメーカーオプションに設定され、キーレスエントリーにアンサーバック機能を追加。
2003年4月10日
1.3L・FF車のエンジンを改良し「超−低排出ガス」認定を取得。
2003年10月21日
一部改良。内装に「シフォンベージュインテリア」を設定(「1.3Y」を除く)。新たに「Hondaスマートカードキーシステム(イモビライザー機能付)」を設定(「1.3W」に標準装備、「1.5T」にメーカーオプション)。「超-低排出ガス」認定を全タイプに拡大。さらに、サスペンションチューニング、フロントスタピライザー径のアップ、フロア改良により乗り心地や操縦安定性を向上したほか、パワーステアリングモーターの容量アップや低フリクション化によりより自然なステアリングフィールを実現した。「1.5T」のFF車にはリアディスクブレーキが追加設定された(15インチアルミホイールとセットオプション)。
2003年12月25日
一部改良(2004年1月13日販売開始)。ボディカラーの追加を行うと共に、平成17年排出ガス規制に適合。1.3L車が「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」を、1.5L車が「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆)」をそれぞれ取得した。
2004年6月10日
マイナーチェンジ。俗に言う「中期」モデルである。1.3L車はスポーティグレードの「S」を追加。1.5L車は従来の「T」が廃止され、1.3L車と同じスポーティグレードの「S」、ベーシックグレードの「A」、上級グレードの「W」の3グレード体制となり、「W」と「S」のFF車には5速MT仕様を追加。ホンダマルチマチックS+7スピードモードはパドルシフト式に改良された。バンパーやフロントグリルを変更し、LEDブレーキランプ及びテールランプ(全車)、LEDドアミラーウインカー(一部)を装備。メーターを一新し、1.5L車は自発光タイプとなる。また、エンジンなどをさらに高効率化したことで全車「平成22年度燃費基準+5%」を達成。
2004年12月16日
「1.3A」をベースに、Hondaスマートカードキーシステム(イモビライザー機能付)、ドアミラーウィンカー(LED)、エアクリーンフィルター等を装備し機能を充実すると共に、「クリスタルアクア・メタリック」の専用ボディカラーを設定した特別仕様車「1.3A ウエルカム エディション」を発売。
2005年4月14日
両腕が不自由な方向けに両足で運転できる足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」搭載車を設定。
2005年12月8日
マイナーチェンジ。俗に言う「後期」モデルである。フロントグリル、前後ランプ系周りを変更。スポーティーグレードの「1.3S」、「1.5S」は、フロントディスクブレーキ径を14インチに拡大し、リアディスクブレーキ(それ以前は、1.5L FFのみメーカーオプション)と15インチアルミホイールを標準装備化するなどより差別化が図られ、4WD車が廃止された。また、キーレスシステムが「Hondaスマートキーシステム」となり、「1.5W」に標準装備、「1.3/1.5S」と「1.3W」にオプション設定された。また、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を全タイプに拡大認定された。ボディカラーは特別仕様車「1.3A ウエルカム エディション」の設定色だった「クリスタルアクア・メタリック」を含む4色が追加された。
2006年12月21日
新グレードとして「1.3A」をベースに、プライバシーガラスや電動格納ドアミラー(LEDドアミラーウィンカーなし)を標準装備し、装備内容を見直た「1.3AU」を追加。同時に「1.3AU」と「1.5A」をベースに「Honda HDDインターナビシステム」を装備した特別仕様車「HDDナビエディション」を発売。HDDナビのほかに1.3L車にはマイクロアンテナを、1.5L車には電動格納式リモコンドアミラー(LEDドアミラーウィンカー付)、アレルフリー高性能脱臭フィルターなどを追加装備している。
2007年6月14日
特別仕様車「1.3A HID エディション」、「1.5A コンフォート エディション」を発売。前者はHIDヘッドライト、プライバシーガラス、マイクロアンテナを、後者にはフルオートエアコン、イモビライザーを装備。さらに2タイプ共通で電動格納式リモコンカラードドアミラー(LEDドアミラーウィンカー付)、アレルフリー高機能フィルターなども装備を機能を充実させた。また、前述の装備に加えHonda HDDインターナビシステムを装備した「1.3A HDDナビ HID エディション」、「1.5A HDDナビ コンフォート エディション」も同時発売。


2代目(2007年- GE6/7/8/9型)

ホンダ・フィット(2代目)
GE6/7/8/9型
フロント
2nd generation Honda Fit.jpg
リア
2nd generation Honda Fit rear.jpg
室内
HondaFit2interior.jpg
販売期間 2007年-
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン L13A型:1.3L 直4 SOHC i-VTEC
L15A型:1.5L 直4 SOHC i-VTEC
最高出力 L13A型:73kw(100PS)/6,000rpm
L15A型:88kw(120PS)/6,600rpm
最大トルク L13A型:127N·m(13.0kg·m)/4,800rpm
L15A型:145N·m(14.8kg·m)/4,800rpm
変速機 CVT / 5速MT / 5速AT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後(FF):車軸式
(4WD):ド・ディオン式
全長 3,900mm - 3,920mm
全幅 1,695mm
全高 1,525mm - 1,550mm
ホイールベース 2,500mm
車両重量 1,010 - 1,170kg
横滑り防止機構 RSに設定
別名 ホンダ・ジャズ(欧州、アジア)
-自動車のスペック表-

2007年10月18日に2代目へのフルモデルチェンジが発表され、日本では10月26日に販売が開始された。2代目から車名の文字体が小文字の「Fit」から大文字の「FIT」に変更された。月間販売目標は12,000台と発表されている。

エンジンは従来通りのL13A及びL15Aであるが、、i-VTEC仕様に改良された(L13A:100PS 、L15A:120PS)。L13A型はi-DSIから1バルブ休止型VTECへ、L15A型は1バルブ休止型VTECから低速域と高速域で切り替えるパフォーマンス型VTECへ変更となった。後者については、新たに低速側のロッカーアームを高強度アルミ材を用いたL字型とすることで、従来の3ロッカーではなくコンパクトな2ロッカーで低速域と高速域を切り替えるVTECを実現している。

トランスミッションは、FF仕様にはトルクコンバーター付きに改良されたCVTが組合わされ、4WD仕様には5速ATが組合わされる。1.5L仕様はスポーツグレードの「RS」のみとなり、FF仕様には5速MTも組合わされる。発売当初のRSのMT車の車両本体価格は同一グレードのCVT車よりも20万円以上高額だったが、これは標準装備が大きく異なるためである[5]。2009年11月26日の一部改良によって、ほぼ同一の標準装備に改められ価格差も解消され、また1.3L仕様にも5速MTが設定された。

メーカーオプションで、エアウェイブと同様の「スカイルーフ」が選択出来る。

発表前の内部試乗会は鈴鹿サーキットで行われ、ヴィッツやノートなど競合他社のコンパクトカーとの比較試乗や、営業マンには内部試験を受けないと販売できない異例の体制をとっている。この模様はNTV系の報道番組で放送された。

中国製やタイ製の部品の割合を先代に比べて大幅に増やすことによって、製品価格上昇を抑えた(日本経済新聞の記事より)。また、韓国製の高張力鋼を用いて車体剛性を1.5倍化した(朝日新聞の記事より)。

2007年10月、グッドデザイン賞を受賞。

2007年11月21日には2007-2008日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた[6]。初代につづいて2度目の受賞となった。11月末に、国内累計販売台数が100万台を達成[4]

初代同様、販売は好調で、2007年11月から2008年9月まで国内乗用車販売台数で11ヶ月連続首位を記録している[7][8]。2008年3月、2007年度登録乗用車販売台数で第1位を獲得[4]し、12月には2008年登録車販売台数で第1位を獲得した[9]

2008年7月には欧州仕様が発表され、エンジンは1.2L i-VTEC(1,198cc)と1.4L i-VTEC(1,339cc。日本向けの1.3Lと同一エンジン)とが搭載されている。1.4L仕様には欧州仕様シビックに採用されている6速2ペダルMTの「i-SHIFT」を搭載したモデルも設定されている。

2007年に独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施した自動車アセスメントで、衝突安全性能総合評価は運転席・助手席とともに6スター(★★★★★★)とトップレベルの評価を獲得[1]した。(フルラップ前面衝突試験・オフセット前面衝突試験・側面衝突試験の全ての項目で最高ランクのレベル5。)歩行者頭部保護性能試験ではレベル3に留まった。

2009年6月10日にはインド市場にもジャズが投入された。パワートレーンは1.2L i-VTECエンジンと5MTの組み合わせのみとなる[10]。また、同年10月7日に英国スウィンドン工場でもフィットの生産が開始された。[11]

沿革

2007年10月18日
フルモデルチェンジ。同年10月26日より販売開始。1.3L車は「G」と「L」の2グレードに、1.5L車は前述の通り「RS」のみとなる。
2008年6月19日
特別仕様車「ハイウェイ エディション」を発売。全タイプに設定されており、共通でETC車載器、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、「コンフォートビューパッケージ(FF車のみ。4WD車はベース車に標準装備)」が装備される他、「G」には「Fパッケージ」の装備が、「L」にはHIDヘッドライトが、「RS」には「Sパッケージ」の装備がそれぞれ追加され、「RS」の5MT車にはさらに「Hondaスマートキーシステム」も追加される。
2009年5月21日
「G」、「L」をベースに人気の高い「Hondaスマートキーシステム」や専用スウェード調ファブリックシートなどを装備した特別仕様車「スマートスタイルエディション」を発売。
2009年11月26日
一部改良。フロントコーナー(三角窓)に高熱線吸収・UVカット機能付ガラスを採用すると共に、「L」にはHIDヘッドライト、本革巻ステアリングホイール、エアコン連動温調機能付アッパーグローブボックスを、「RS」にはテールゲートスポイラーをそれぞれ標準装備し、「RS」のFF車は新デザインの16インチアルミホイールを採用。同時に新グレードとして、「G」の装備にHondaスマートキーシステム、ETC車載器、ハーフシェイド・フロアウィンドウ、バニティミラー付サンバイザー(助手席側)、「Fパッケージ」の装備品を追加した「G・スマートセレクション」並びに「G・スマートセレクション」の装備に加え、LED仕様のリアコンビネーションランプ、クルーズコントロール、フルオート・エアコンディショナー、運転席&助手席シートヒーターなどを装備した1.5L車「X」を追加。また、1.3L・FF車(「L」を除く)にも5MT車が追加された。

関連項目

ウィキメディア・コモンズ
ウィキメディア・コモンズ
  • 本田技研工業
  • ホンダ・フィットアリア
  • ホンダ・モビリオ
  • ホンダ・エアウェイブ
  • ホンダ・フリード
  • ホンダ・シビック
  • ホンダ・ロゴ
  • 日産・マーチ
  • トヨタ・ヴィッツ
  • マツダ・デミオ
  • 三菱・コルト

脚注

  1. ^ 当初は「Fitta(フィッタ)」というネーミングで発売する予定でカタログやCMまで完成していたのだが、フランスやスウェーデンでは女性の性器を意味することが発覚し、発売直前に急遽「Fit」に変更した。[要出典]ちなみに「Fit」は以前2代目シティのグレード名として使用されていた。
  2. ^ 第22回 日本カー・オブ・ザ・イヤー
  3. ^ フィット、2002年登録車販売台数で第1位を達成 - ホンダ広報発表(2003年1月9日)
  4. ^ a b c フィット、2007年度国内登録車販売台数で第1位 - ホンダ広報発表(2008年4月4日)
  5. ^ RSのMT車ではVSA、HIDヘッドライト、16インチアルミホイール、リアディスクブレーキなどが標準装備だった。
  6. ^ 日本カー・オブ・ザ・イヤー2008-2009決定!
  7. ^ 新車乗用車販売台数ランキング(2007年) - 日本自動車販売協会連合会
  8. ^ 新車乗用車販売台数ランキング(2008年) - 日本自動車販売協会連合会
  9. ^ フィット、2008年登録車販売台数で第1位を獲得 - ホンダ広報発表(2009年1月8日)
  10. ^ "ホンダ、フィット をインドに投入---激戦市場". Response. (2009-06-10). 2009-06-11 閲覧。
  11. ^ "ホンダ フィット、英国工場で生産開始…年間10万台". Response. (2009-10-08). 2009-10-09 閲覧。

外部リンク

  • ホンダ・フィット
  • ホンダ・フィット(アメリカン・ホンダ・モーター)
  • 独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)

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