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日産 セレナとは

セレナ (SERENA) は日産自動車が販売するミニバン。初代には商用モデルの「カーゴ」もあった。現行型(C25型)は日産車体が製造を担当している(スズキへOEM供給中のランディを含む)。

目次

  • 1 歴史
    • 1.1 初代 C23型(1991年-1999年)
    • 1.2 2代目 C24型(1999年-2005年)
    • 1.3 3代目 C25型(2005年-)
  • 2 車名の由来
  • 3 脚注
  • 4 関連項目
  • 5 外部リンク

歴史

初代 C23型(1991年-1999年)

日産・セレナ(初代)
C23型
前期型(1991/6-1994/4)
2.0 FX
Nissan Serena C23 001.JPG
中期型(1994/5-1996/12)
2.0 FX フルオートフルタイム4WD
Nissan Serena C23 003.JPG
後期型(1997/1-1999/6)
Nissan Serena 1997.JPG
販売期間 1991年 - 1999年
乗車定員 5 - 8人
ボディタイプ 4ドア ミニバン / ライトバン
エンジン GA16DE 1.6L 直4 100ps
SR20DE 2.0L 直4 130ps
CD20 2.0L 直4 76ps
CD20T 2.0L 直4 91ps
CD20ET 2.0L 直4 97ps
変速機 5速MT
4速AT (E-ATx)
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 前:ストラット
後:マルチリンク(ワゴン)
後:リーフリジッド(バン)
全長 4,355/4,380mm
全幅 1,695mm
全高 1,825 - 1,915mm
ホイールベース 2,735mm
車両重量 1250 - 1,610kg (2WD)
1,610 - 1,730kg (4WD)
-自動車のスペック表-

1991年6月、C23型発売。C22型バネットコーチのフルモデルチェンジ版で「バネットセレナ」として登場。ただしトラックとバンは先代のC22型を継続生産。設計・生産は愛知県名古屋市にある愛知機械工業が担当。内外の造形も当時の愛知機械工業デザイン部主導で開発された[1]

スタイルは小ぶりなボンネットを持つセミキャブオーバーの外観であるが、助手席下にエンジンを搭載するキャブオーバー構造を採用、CD値は0.35である。シフトレバーはフロア式で、フロアパンやドライブトレインを共用する兄貴分のラルゴも同様である。

「901運動」のさなかに設計されたため、ハンドリングとロードホールディングを重視しており、以下のような特徴がある。

FXグレード以上のリアサスペンションは、ガラス繊維強化プラスチック製の横置きモノ(単板)リーフスプリングを使ったマルチリンクサスペンションを採用。ワゴンのFGとカーゴ(バン)全車は、リジッドアクスルと半楕円リーフスプリングの組み合わせとなる。

最上級グレード「PX」のガソリン2WD車に、スーパーHICASを搭載するツーリングパッケージを設定。SR20DE搭載車・CD20T搭載車は、ビスカス式LSDを標準装備。

トヨタがエスティマに、ハイエースのRZ型直列4気筒エンジンをベースにシリンダーを75°寝かせた形の専用エンジンを奢ったのに対し、セレナはFR車用のエンジンを流用し、直立した状態で載せた。そのためフロントシート周りは狭い。

世界初のスライドドアパワーウインドウ等、先取りした内容が多かった。トヨタ・エスティマとともに、ミニバンに走りの良さを与えた草分け的モデルである。

欧州向けの貨物車は、1996年から2001年にかけて日産モトール・イベリカで生産され、バネットの名で販売された。乗用とは異なり、ホイールベースが 2895mm、全長が 4495mm へと延長され、屋根はキックアップルーフとなって全高が 1995mm となり、サイズが若干拡大された。屋根形状のほか、荷室の窓形状、太いBピラー、観音開きバックドア、標準仕様がブラインド(窓なし)バンとなるなど、外観的にも変化の大きい独自モデルとなった。また、LDV(en:LDV)へOEM供給され、カブ(en:Cub)の名で販売された。

1992年、日産モトール・イベリカにて欧州現地生産開始。

1993年8月、マイナーチェンジ。エアコンの代替フロン化。自然吸気ディーゼルエンジンのCD20がカーゴを除き廃止。

1994年5月、マイナーチェンジでインパネの大幅なデザイン変更でオーディオスペースが2DIN対応となり、エアコンスイッチも扱いやすい位置へ移動された。正式車名を「日産・セレナ」に変更(リアウインドウガラスから「VANETTE」のステッカーが無くなる)。オーテックジャパンの手によるキタキツネが設定された。

「バネット」のネーミングは、これ以降、「ボンゴ」のOEM車と、2009年発表の「NV200」に受け継がれている。

1996年、オーテックジャパンの手によるハイウェイスター設定(1997年のマイナーチェンジで常設グレードとなる)。

1997年1月、マイナーチェンジ。両席エアバッグ標準装備し、ヘッドライトの形状を変更したほか1600ccのGA16DEが廃止された(カーゴは継続設定)。

2代目 C24型(1999年-2005年)

日産・セレナ(2代目)
C24型
前期型(1999年6月-2001年12月)
1999-2001 Nissan Serena.jpg
後期型(2001年12月-2003年10月)
NISSAN SERENA C24.jpg
後期型リア
Nissan Serena C24 006.JPG
販売期間 1999年-2005年
乗車定員 7 - 8人
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン SR20DE 2.0L 直4 145ps
YD25DDTi 2.5L 直4 150ps
QR20DE 2.0L 直4 147ps
QR25DE 2.5L 直4 160ps
変速機 ハイパーCVT
4速AT (E-ATx)
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:ストラット式
後:トレーリングアーム式マルチリンク
全長 4,520 - 4,600mm
全幅 1,695mm
全高 1,825 - 1,940mm
ホイールベース 2,695mm
車両重量 1,570 - 1,780kg
-自動車のスペック表-

1999年6月21日、C24型にモデルチェンジ。C23型セレナとW30型ラルゴを統合する形で登場。

両側スライドドアを採用し、テールランプは従来の横型から縦型となった。

床面の低さで大ヒットした競合車種のホンダ・ステップワゴンに対抗するため、同じくFFレイアウトを採用し、乗用タイプのミニバンとして初めて両側スライドドアを設定。商用車モデル(カーゴ)は廃止される。シフトレバーも時流にあわせフロア式からコラム式となったので、前席間のウォークスルーが可能となった。

搭載エンジンはSR20DE型直列DOHC4気筒1998ccおよびYD25DDTi型直列4気筒DOHC2488cc直噴インタークーラー付ディーゼルターボの2機種。

あわせてオーテックジャパンの手による専用フロントオーバーライダー、専用シートアレンジ等を採用した「キタキツネ」を設定。

2000年6月8日、ハイルーフ仕様を追加する。ハイルーフ仕様はテールランプの意匠も標準モデルとは若干違う。そして内装を一部変更。車間自動制御システムを一部グレードにオプション設定。

あわせてオーテックジャパンの手による「ライダー」を設定。

2001年11月、スペインでの生産を終了。

2001年12月25日、マイナーチェンジ。

フロントグリル、標準ルーフ車のテールライトのデザインなど内外装のデザインが変更され、リモコンオートスライドドア等を採用した。

搭載エンジンを変更し、QR20DE型直列4気筒DOHC1998ccおよびQR25DE型直列4気筒DOHC 2,488ccとなった。2.5L車はセレナとして初の3ナンバーモデルとなる。2.5LモデルはFFのみで、2列目シートはセパレート式の7人乗りのみの設定となる。同時にYD25DDTi型ディーゼルエンジンの廃止。

また、愛知機械工業の車両生産撤退により、製造が日産自動車栃木工場に移管される。

2002年10月3日、累計国内販売50万台記念車「デュアルディスク V-G」、「デュアルディスク V-Gナビパッケージ」を設定。

2003年10月22日、一部改良。エルグランドとプレサージュとともに、インテリジェントキーを採用する等、快適装備の充実を図った。同時に「ライダー」の外観デザインを一部変更し、「70周年記念特別仕様車 第2弾」を発売。

3代目 C25型(2005年-)

日産・セレナ(3代目)
C25型
前期型S/G
NISSAN SERENA C25.jpg
前期型RS/RX
Nissan Serena C25 002.JPG
後期型
2007 NISSAN SERENA 20S.jpg
販売期間 2005年-
乗車定員 8人
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン MR20DE 2.0L 直4 137ps
変速機 エクストロニックCVT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション FF車
前:独立懸架ストラット式
後:トーションビーム式
4WD車
前:独立懸架ストラット式
後:トレーリングアーム式マルチリンク
全長 4,650 - 4,725mm
全幅 1,695 - 1,725mm
全高 1,840/1,850mm
ホイールベース 2,860mm
車両重量 1,610 - 1,700kg
-自動車のスペック表-

2005年5月31日、3代目 C25型にモデルチェンジ。

ラフェスタと同様、ルノーと共通の日産・Cプラットフォームを用いる。搭載エンジンは、MR20DE型直列4気筒 DOHC 1,997ccのみ。シフトレバーは競合車種と同様、インパネ式に変更された。

生産は日産車体が担当。香港にも輸出されている。

SHIFT_ワードは、「SHIFT_capacity 1BOXの可能性をシフトする。」。

前期型のフロントグリルは後に発売されるハイウェイスターを含める[2]と3種類存在し、20S/20Gには専用メッキグリルと専用バンパーが、20RS/20RXには専用スムージンググリルと専用バンパーが装着される。

他社の同クラス車種でもホイールベースは2,800mm台に達しているが、セレナは同クラス最長の2,860mmである。

2005年11月、横浜市立大学とセレナをベースとするドクターカーを用いた共同研究を開始。

2005年12月27日、一部改良によりエアブルーの車体色の設定が無くなる。「ライダー」を除く全車がグリーン税制に適合(「平成22年度燃費基準+5%」達成、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル (SU-LEV) 」認定)。また、ヘッドランプレベライザーなどの設定で灯火器の保安基準改正に対応。

2006年6月13日、ハイウェイスターおよびオーテックジャパンによる特別仕様車の「RIDER αII」(翌2007年3月まで発売)・「アクシス」を追加。

なお、ハイウェイスターはクラウディングパネルを装着しているため全幅が1.7mを超えて3ナンバーとなり、ボディカラーはエアブルーの代わりとしてファウンテンブルーを追加した。

2007年1月、スズキへランディの名称でOEM供給を開始。

2007年12月19日、内外装の意匠変更を含むマイナーチェンジを行う。RS、RX、オーテック特装車の「AXIS」は廃止されるも前期の終盤で追加された地デジチューナー内蔵の特別仕様車「ハイウェイスター アーバンセレクション」(オーテック特装車)は継続設定される。SHIFT_ワードは「SHIFT_family ties 家族の絆をシフトする。」に変更。

エルグランドにも搭載されたアラウンドビューモニターを搭載。また、オーテック特装車「ライダー」シリーズはサイドクラウディングパネルの変更により3ナンバー登録となり同時に“ライダーハイパフォーマンススペック”、“ライダーパフォーマンススペック”グレードも追加された。

2008年12月18日、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション」を発売。同日、「アンシャンテ スタイリッシュステップ」を追加。

3代目にモデルチェンジされてから、室内空間の広さや1BOXとは思えない運転のしやすさ、多彩なシートアレンジ等がファミリー層などの支持を集め、2007年以降、3年連続でミニバンにおける年間販売台数No.1となった[3]。もちろん、国内で販売されている日産車の中でも一番の売れ行きである[4]

2009年4月23日、4WD車の燃費性能を向上。CVTの制御変更等により「平成22年度燃費基準+15%」を達成し、環境対応車普及促進税制の対象車となった。

2009年9月30日には特別仕様車「ハイウェイスター Vエアロセレクション」が、同年10月7日に「20S Vセレクション」が発売。「Vエアロセレクション」には両側オートスライドドアやフロントプロテクター、クリアテールランプ、ピアノブラックフィニッシャーなどが、「Vセレクション」には、助手席側オートスライドドア、インテリジェントキーなどが装備される。

車名の由来

スペイン語で「晴々とした」「穏やかな」の意味。

脚注

  1. ^ 愛知機械工業のデザイン部はその後日産自動車のデザイン本部に吸収される形で消滅
  2. ^ ただしライダーは含めない
  3. ^ 2009年はホンダ・フリードに抜かれたものの、フリードにはトールワゴンに属する2列シート車が用意されている為、ミニバンに属する3列シート車の台数ではセレナのほうが上回る
  4. ^ 「セレナ」が3年連続で年間ミニバン販売台数ナンバーワンを獲得日産自動車 ニュースリリース 2010年1月8日

関連項目

ウィキメディア・コモンズ
  • バネット
  • ラルゴ
  • スズキ・ランディ

外部リンク

  • 日産:セレナ ミニバン Webカタログ ホーム
  • WEBカタログバックナンバー セレナ (C23)
  • WEBカタログバックナンバー セレナ (C24・前期)
  • WEBカタログバックナンバー セレナ (C24・後期)
  • WEBカタログバックナンバー セレナ (C25・前期)
  • セレナ CM情報

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