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トヨタ エスティマの画像

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トヨタ エスティマとは

エスティマ(ESTIMA)は、トヨタ自動車が1990年から生産する大型の高級ミニバンである。

初代はトヨタ自ら「天才タマゴ」と呼んだ卵型の丸みを帯びた外観が印象的であり、ミニバンを代表する車種である。

目次

  • 1 歴史
    • 1.1 初代(1990年 - 1999年)
    • 1.2 2代目(2000年 - 2005年)
    • 1.3 3代目(2006年 - )
  • 2 車名の由来
  • 3 取り扱い販売店
  • 4 脚注
  • 5 関連項目
  • 6 外部リンク

歴史

初代(1990年 - 1999年)

トヨタ・エスティマ(初代)
TCR1#W / TCR2#W型
前期型(1990年5月 - 1994年7月)
Toyota-Previa-AllTrac.jpg
中期型(1994年8月 - 1997年12月)
Toyota Previa .jpg
後期型(1998年1月 - 1999年12月)
1998 Toyota Estima 01.jpg
販売期間 1990年5月 - 1999年12月
乗車定員 7 - 8人
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン 前期型:
2TZ-FE型 2.4L 直4 DOHC
中期型・後期型:
2TZ-FZE型 2.4L 直4 DOHC
最高出力 2TZ-FE型:
99kw(135ps)/5,000rpm
2TZ-FZE型:
118kw(160ps)/5,000rpm
最大トルク 2TZ-FE型:
205.9Nm(21.0kgm)/4,000rpm
2TZ-FZE型:
257.9Nm(26.3kgm)/3,600rpm
変速機 4速AT
駆動方式 MR / 4WD
サスペンション 前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)
後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
全長 4,750mm
全幅 1,800mm
全高 1,780 - 1,820mm
ホイールベース 2,860mm
車両重量 1,680 - 1,900kg
-自動車のスペック表-

初代は1990年5月12日に発売され、その卵をイメージさせる未来的なスタイルで「高性能ニューコンセプトサルーン」として注目を集めた。従来のワンボックスカーでは前輪前・運転席下に位置しているエンジンを、横に75°寝かせることにより平床化に成功、前輪も運転席の前方に置くことにより、世界にも例を見ないアンダーフロア型ミッドシップレイアウトが採用された。1989年、初の幕張メッセでの開催となった、第28回東京モーターショーでの、「動くカットモデル」は大きな話題となった。

商用グレードを用意せず、サスペンションも前軸はマクファーソンストラット式、後軸はセミトレーリングアーム式の4輪独立懸架を採用するなど、当時のワンボックスカーの常識を超えた、意欲作であった。

搭載されたエンジンは、2TZ-FE型2438cc自然吸気135psと1994年の改良で追加された2TZ-FZE型2438ccスーパーチャージャー付160psの2タイプが使用され、エミーナ/ルシーダには3C-TE型2200ccディーゼル・インタークーラーターボ付き100ps(1996年8月からは電子制御燃料噴射ポンプになり105PS)も搭載されていた。

もともとのコンセプトでは、当時トヨタが開発中であった、2ストローク「S2」エンジンを搭載する予定であり、このことでエンジンルームをコンパクトにまとめることが出来る目算であった。しかし、排ガス対策の解決ができず開発に失敗し、卵形のボディーが宙に浮く結果となった。そのため、急遽ハイエースの部品を流用した一般的な直4、2.4Lエンジンを傾斜搭載することで、何とか日の目を見た企画であった。

驚きを持って迎えられたエスティマではあったが、日本国内ではその大柄なボディサイズが扱いにくいとされると共に、高額であったため、また北米市場では2.4Lエンジンが非力、欧州市場では高価だと言う理由で支持を得ることが出来なかった(海外名プレビア)。また競合他車がV6エンジンを搭載する中で、直列4気筒と気筒数で劣るエスティマは価格に比して、静粛性、ひいては高級感に劣ると評された。それでもエスティマは、独創的なスタイルとメカニズムをものにした、ある意味、トヨタらしい車でもあった。

当時の日本国内では、1991年6月に発売された、バネットセレナが発売されて人気を博していた。対抗馬としてのエスティマは大柄で高価(296.5~335万円)すぎたため、翌1992年1月には車幅を短縮、前後のデザインを変更し、5ナンバー(小型乗用車)枠に収めた(サイズは5ナンバー枠だが、エンジンが2000ccを超えているためガソリン車に限っては3ナンバー車扱い)「エスティマ・エミーナ」(トヨタ店取り扱い)、「エスティマ・ルシーダ」(カローラ店取り扱い)を発売した。

雑誌などで、エスティマの幅を縮めたエミーナ、ルシーダと表現されているが、元々エスティマ開発当初から5ナンバー版のナローモデルは用意されていた。前述の日産バネットセレナの好調を見て、廉価グレードを増やし発売された。

エスティマがシングルグレードであったのに対し、エミーナ/ルシーダは、ビニールシート仕様の廉価版から、エスティマと同様の豪華さの高級版まで幅広いグレード体制とした。

上級の7人乗りが、リアサスペンションがセミトレーリングアーム、普及・廉価の8人乗りが、4リンク式ラテルラルロッド付きリジットサスペンションであった。これは、エスティマも、エミーナ/ルシーダも同じ。ただし例外として、Sというグレードは(1994年の改良で廃止)、8人乗りでありながらリアサスペンションが独立懸架であった。これは、当時のカローラ(100系など)が、廉価グレードと、上級グレードでは、3ATもしくは4MT+リアリジットサスペンションもしくは、4ATもしくは5MT+リアダブルウイッシュボーンと分けているのを習ったものであるとされている。

大型のエスティマを「親・エスティマ」(ワイドエスティマあるいは、大(だい)・エスティマと呼ぶこともある)、エミーナ/ルシーダを「子・エスティマ」(小(しょう)・エスティマと呼ぶこともある)と呼んで区別している。ボディを小型化したことに合わせて内装を親エスティマのイメージを損なわない程度にコストダウンしている。また、G・Sグレードを除く主力・普及グレードのリアサスペンションは、4リンク・ラテラルロッドと、コイルスプリングを組み合わせたリジッドとなっており、大幅なグレードダウンとなった。

これらのコストダウン策にもかかわらず、子エスティマの価格(177.3~275.4万円)は、お世辞にも安いとは言えなかった。それでも旧来のキャブオーバー式のワンボックスカーに違和感を覚えていた層にとっては、スタイリッシュな子エスティマは爆発的なヒットを記録することとなった。しかし、巨額の開発費をかけた割に利益率は低く、なかなかモデルチェンジをさせてもらえず、モデルライフ後半では、タウンエース・ノア/ライトエース・ノアに主力のバトンを明け渡すことになってしまう。

親エスティマの方は1994年8月、動力性能への不満を解消するべく標準グレードにスーパーチャージャーを搭載したが、今度は燃費に関しての不満に悩まされることになる。同時に、オセアニア仕様を転用した廉価版のXグレード(NA・8人乗りベンチシート・リジッドリアサス仕様)もこの時に追加された。1996年8月には、標準仕様(ベースグレード)はGグレードとなりXグレードのスーパーチャージャー付をVグレードとした。1998年1月には外観を大幅リファイン、エアロパーツをまとった「アエラス」を追加するなどしたが、「乗用車感覚で車高も価格も低いミニバン」ホンダ・オデッセイの出現(1994年10月)により低下した売り上げの回復には至らなかった。[1]。Xグレード(NAエンジン)は廃止になり、Vグレード(SC付エンジン)に変更、全グレードSC付になった。この頃から街中の燃費は今までどおりだが、高速走行などでは、燃費向上が図られており、10年排気ガス規制に伴い、排ガス記号もE-からGF-に切り替わっている。

実際の販売状況は、エンジンルームの狭さゆえにエンジン排気量の大型化や6気筒化に対応できず、オデッセイやエルグランドをはじめとするライバルが、V型6気筒の3Lや3.5Lへと移行する中、苦戦を強いられた。尚、北米仕様はこのモデルのみで、以降はカムリをベースとした、コンベンショナルなFFレイアウトのシエナがその座を引き継いでいる。

初代エスティマに関しては、そもそもコンパクトな2ストロークエンジンを搭載した新時代のMPV(マルチパーパスビークル)というコンセプトの肝であるエンジンが完成しなかったために、エスティマは非常に不幸なモデルライフを送ることとなってしまった。販売台数を稼いでくれた子エスティマでは前席足元スペースが狭く、その乗り味も本来の親エスティマが持っていた大らかな乗り味ではなく、ミッドシップを強調するキビキビ感が強調された味付けになっていることから、開発陣が目指したいたものとは違う方向となり、戦略の転換を余儀なくされた。しかし、現在でもその際立ったスタイルから、カスタムカーのベースとして人気を保っているのは紛れもない事実である。また、大らかな乗り味と、バランスの良いハンドリング、ミニバンを忘れさせるような運転のしやすさから、代わりになるクルマが無く、中々手放さないオーナーが多い。

2代目(2000年 - 2005年)

トヨタ・エスティマ(2代目)
ACR30W / ACR40W / MCR30W /
MCR40W / AHR10W型
前期型(2000年1月 - 2003年4月)
Toyota Estima (second generation) (front), Serdang.jpg
後期型(2003年5月 - 2005年12月)
2003 Toyota Estima 01.jpg
販売期間 2000年1月 - 2005年12月
乗車定員 4 - 8人
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン 標準仕様(T/L):
2AZ-FE型 2.4L 直4 DOHC
1MZ-FE型 3.0L V6 DOHC
ハイブリッド:
2AZ-FXE型 2.4L 直4 DOHC
最高出力 2AZ-FE型:
118kw(160ps)/5,600rpm
1MZ-FE型:
162kw(220ps)/5,800rpm
2AZ-FXE型:
96kw(131ps)/5,600rpm
最大トルク 2AZ-FE型:
221Nm(22.5kgm)/4,000rpm
1MZ-FE型:
304Nm(31.0kgm)/4,400rpm
2AZ-FXE型:
190Nm(19.4kgm)/4,000rpm
変速機 標準仕様(T/L):4速AT
ハイブリッド:電気式無段変速機
駆動方式 FF / 4WD(ハイブリッド)
サスペンション 前:ストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング
全長 4,750 - 4,795mm
全幅 1,790mm
全高 1,770 - 1,785mm
ホイールベース 2,900mm
車両重量 1,600 - 1,880kg
-自動車のスペック表-

2代目は2000年1月6日に発売された。目標月間販売台数はTとL合わせて6,000台と発表されている。 のちに欧州市場向け(プレビア)とオセアニア向け(プレビアもしくはタラゴ)も発売されたが、北米向けは発売されなかった(初代を参照)。また、エミーナ/ルシーダは、本モデルに統合され姿を消した。

卵型の丸みを帯びた車体を踏襲しつつも、ミッドシップエンジンを改め、カムリをベースとしたFF(前輪駆動)方式に変更。これによりエンジンの大型化が可能となり、4気筒2362ccに加え、V6 2994ccのグレードも登場(当初は2994cc車のみ。2362cc車は2ヶ月遅れて2000年3月に登場)し、不評だったパワー不足や静粛性の問題を解消した。また、初代とほとんど同じ寸法ながら、FF化による室内空間の減少は最低限に抑え、低床化により着座位置も下がったためにヘッドクリアランスに余裕が生まれ、居住性の向上も実現するなど、様々な改良を加えた結果、デビュー年の2000年には、カローラ、ヴィッツに次ぎ、新車乗用車販売台数第3位(約12万2400台)という初代の雪辱を果たす大ヒットを記録。その後も人気は衰えず、3代目へモデルチェンジした現在でも、中古車市場において高値を維持する人気モデルとなっている。2001年6月にはハイブリッド版のエスティマハイブリッドが発売された。

また、クルーズコントロールをGの2994ccクラスに標準装備し、レーダークルーズコントロールをメーカーオプションで設定している。このようにトヨタの先進装備を搭載し、“スポーティミニバン”であるとともに、“高級ミニバン”としての風格を逃さないようにしている。2002年には同車のシャシーを利用してアルファードが作られた。よってこの二車は姉妹車であり、これはエンジンラインナップからも明らかであり、後日ほぼ同様のシステムでハイブリッド版も発売された。

トヨタモデリスタインターナショナルが制作する特装車として、本来7~8人乗車であるエスティマを4人乗りに変更し、木目調カウンターや各種AV機器を装備、冷蔵庫やテーブル等を装備した「エスティマ・モバイルオフィス」という社用車モデルも発売されている[2]が、価格も700万円するので一般人には縁がない車と言える。

取り扱いは「エスティマT」がトヨタ店、「エスティマL」がトヨタカローラ店、そして「エスティマ・ハイブリッド」は両店で扱っている。TとLの外観上の違いは、前期型はリアウインカーの色(Tはクリア、Lがオレンジ)、フロントエンブレムの色(Tは赤、Lは青)だった。後期型では、リアウインカーの色が両車ともにクリアーとなったため、違いはエンブレムの色のみとなっている。なお、ハイブリッドはどちらの販売店向けも同一仕様である。

タクシーでも用いられ、保安基準があるためキャプテンシートの設定があるGグレードが多く、Xグレードも3列目シートを撤去し5人乗りとして使用している例もある。

また、この代からパワースライドドアが設定され、センターメーターも採用されている。

好評となった市場での反応とは逆に、初代比ではお世辞にも操縦性が向上したとは言えない等により、一部の評論家からは退化したとも言われた。一方で同一人物の評論家でも、下記のエスティマハイブリッドについては賛美する者もいる。

エスティマハイブリッド
エスティマハイブリッド(左奥がマイナーチェンジ後、手前が初代)

エスティマハイブリッドは、2001年6月に登場したトヨタ自動車ではプリウスに次いで二番目、ミニバンでは初となる市販のハイブリッドカーである。重量がおよそ1.85トン、排気量2.4Lのガソリンエンジンを搭載する車両ながら10・15モードで18.0km/l(マイナーチェンジ後は18.6km/l)という低燃費を達成している。

エスティマハイブリッドに搭載されているハイブリッドシステムTHS-CToyota Hybrid System-CVT)は、前輪を駆動させるアトキンソンサイクルのガソリンエンジン(2AZ-FXE型、排気量2362cc、131馬力/5600rpm、19.4kgm/4000rpm)をジェネレータ兼モータ(13kW/1130-3000rpm,11.2kgm/0-1130rpm)でアシスト、エンジン動力は効率の良いCVTを通して前輪のみに伝えられる。 後輪への動力伝達はプロペラシャフトを用いず、ジェネレータを兼ねるモータ(18kW/1910-2500rpm,11kgm/0-400rpm)をリアアクスルに搭載し、このモーターのみで駆動される世界初の電気式四輪駆動システムE-Fourを搭載する。またベルト駆動によってエンジンスタートを行い、スタート後はエンジン動力によって回されオルタネータの役割をするスタータージェネレータを搭載することもTHS-Cの特徴である。

ブレーキシステムは、旋回時の横滑りを抑えるVSC、発進時などのタイヤの空転を抑えるTRC、ブレーキ時のタイヤのロックを抑えるABS、急ブレーキなどの際にブレーキ量を上げるブレーキアシストを統合制御するECBElectronically Controlled Brake system、電子制御ブレーキシステム)により四輪を独立して制御、油圧ブレーキと回生ブレーキの比率を適切にコントロールして運動エネルギーの回収能力を上げているほか、各機構を統合制御により、従来の機構では車両の安定性が限界に来る直前に制御を始めるものを、車両がより安定しているうちから制御を始める事で各機構の効果を高めて車両の安定性を上げている。

運転制御については、停車時にはエンジンを停止してガソリンの消費を抑え、発進時はバッテリ残容量が少ない時などを除いてモータのみで発進、全開加速など必要に応じて後輪も駆動させる。通常走行時はエンジンのみで走行する他、高負荷時はエンジンをモータがアシストする。バッテリ残容量減少時にはエンジン動力を走行とジェネレータの駆動に二分し、走行しながら充電することも可能である。また、上記のスタータージェネレータを併用することでさらに充電量を増やすことも可能である。エスティマハイブリッドはプリウスと比べモータよりもエンジンがメインとなっている。

減速時には前後のモーターを使った回生ブレーキにより運動エネルギーを電気エネルギーに変え、Ni-MHバッテリーに貯める。回生ブレーキ使用時はエンジンに動力が伝わらないように切り離すことで、効率良く回生が行われるようにしている。 また、ハイブリッドシステムを搭載したことにより、室内に備えられているAC100ボルトのコンセントから最大1500ワットの電力を供給することができるようになった。

グレード構成は、THS-C、E-Four、ECBなど装備する標準グレードと、標準グレードの装備の他にディスチャージヘッドライトやアルミホイール、クルーズコントロールを装備するGエディション、それぞれにシートが7人乗りの物と8人乗りの物の全4タイプになる。

外装はプロジェクタータイプのヘッドライトを搭載するなど主に前後のライト周りが変更され、THS-Cを搭載しない通常のエスティマと差別化がされている。

2003年7月に行われたマイナーチェンジではTHS-Cを改良して10・15モード燃費を向上させたほか、エアコンコンプレッサをエンジンが作動時にはエンジン出力で、エンジンが停止時にはコンプレッサに内蔵されたモータで駆動する世界初の「2Wayコンプレッサー」を採用し、エアコン使用時の燃費を向上させている。

ハイブリッド化の欠点として、エスティマハイブリッドはバッテリーを三列目シート下部に設置するために、THS-Cを搭載しない通常のエスティマに比べ荷室が狭くなるほか三列目シートのシートアレンジが制限されている。エスティマハイブリッドのマイナーチェンジと同時に登場した、同じTHS-Cを搭載するアルファードハイブリッドではバッテリーの設置位置が前席下部に変更されこの点が改良されている[3]

プリウスが初代においても海外に発売されているのに対して、エスティマハイブリッドは初代登場の時点でも日本国内のみの展開となっている。

3代目のフルモデルチェンジに伴い、2005年11月に初代エスティマハイブリッドは生産終了した。

共通のプラットフォームを採用する車種
  • トヨタ・カムリ
  • トヨタ・アルファード(初代)

3代目(2006年 - )

トヨタ・エスティマ(3代目)
ACR5#W / GSR5#W / AHR20W型
後期型アエラス(2008年12月 - )
2008 Toyota Estima 01.jpg
後期型ハイブリッド(2008年12月 - )
2008 Toyota Estima-hybrid 01.jpg
販売期間 2006年1月 -
乗車定員 7 - 8人
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン 標準仕様:
2AZ-FE型 2.4L 直4 DOHC
2GR-FE型 3.5L V6 DOHC
ハイブリッド:
2AZ-FXE型 2.4L 直4 DOHC
モーター 前:2JM型 / 後:2FM型
交流同期電動機
変速機 3.5L車:6速AT(6 Super ECT)
2.4L車:CVT(Super CVT-i)
ハイブリッド:電気式無段変速機
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング
全長 4,795 - 4,800mm
全幅 1,800mm
全高 1,730 - 1,760mm
ホイールベース 2,950mm
車両重量 1,700 - 1,970kg
ハイブリッド方式 スプリット方式(トヨタ・THS II)
プラットフォーム トヨタ・新MCプラットフォーム
-自動車のスペック表-

2005年の東京モーターショーにてコンセプトモデルが発表され、市販仕様はこのコンセプトモデルに準じたデザインで2006年1月16日より市販された(追ってオセアニア向け(現地名:タラゴ)やアジア向け(現地名:プレビア)も発売されたが、欧州向けは今回からなくなっている)。

先代のような販売店による区別[4]がなくなり、車名が「エスティマ」に統一されたが、車両型式の末尾に付される車種グレードごとの細分記号は販売店で異なる。

俳優の役所広司が、この型のハイブリッドを所有している(ちなみにトヨタのハイブリッド車という点で共通するプリウスのCMに出演)。 同じくハイブリッドが青森県知事及び同第1副知事、大阪府知事、環境省などの各公用車として使用されている。

エクステリアデザインは2代目の正常進化型だが、ヘッドランプは涙目風のデザインを採用し、より精悍な印象となった。また、三角窓を継続して採用したほか、全てのピラーをブラックアウトし、ルーフが浮いているようなイメージの「フローティングルーフ」となっている。また、2代目はウィンカーにサイドマーカーを採用していたが、3代目ではそれがなくなり、代わりにサイドターンランプが付いたミラーが標準装備となった。

インテリアデザインはセンターメーターこそ継承したものの、2代目とは打って変わって、直線基調で広がり感のあるデザインとなっている。 また、シーケンシャルシフトマチックも搭載された。

エンジンは新開発の2GR-FE型3456cc・V6DOHCの280psと国産ミニバン初の280ps達成[5]。 また、2362cc・直4はモデルチェンジを機に170ps・22.8kgmとパワーアップした。ハイブリッドでは燃費は20km/lに向上した。

プラットフォームは、フロントがRAV4などに採用の新MCプラットフォームを使用し、リアは専用設計である。なお、このプラットフォームは2代目アルファード/初代ヴェルファイアと共通である。

シートタイプはこれまで通り7人乗りと8人乗りが設定されるが、3列目シートは2代目のチップアップ式とは異なり、床下収納式となっている。また、7人乗りならスーパーリラックスモードが使える。それは3列目のシートを収納した状態で2列目のシートを最後尾までスライドさせれば、まるでリムジンのような広大なスペースが生まれるシートアレンジ。一方の8人乗りには2列目シートにチップアップ機能を備え、床下に収納できる3列目シートを活用して広大な積載スペースを確保することができる。

トランスミッションは3.5リッターV6車がシーケンシャルシフト機能付き6AT、2.4リッター直4車が7速シーケンシャルシフト機能付きSuper CVT-iが採用される。シフトレバーは1・2代目ではコラムシフトとなっていたが、3代目からはゲートタイプのインパネシフトとした。

設備ではG-BOOK ALPHA対応のHDDナビゲーション、インテリジェントパーキングアシスト、プリクラッシュセーフティシステム、スマートエントリー&スタートシステムなどの先進設備を充実させている。なお、クラウンでも採用されたスマートキー機能付き腕時計・キーインテグレーテッドウォッチがディーラーオプションで設定される(MOPナビ480,000~660,000円)。

なお、同年6月12日にハイブリッドモデルが追加設定された。ハイブリッドシステムは前モデルのTHS-Cから、2代目プリウスなどにも採用されているTHS-IIに変更された。エンジンとモーターの合計出力が190馬力となり、先代で不満だった動力性能を今回のモデルチェンジにより解消している。燃費にも優れており、JC08モード走行で18.0km/L(10・15モードで20.0km/L、車両重量により変動あり)と、同排気量クラスでは世界トップレベルの低燃費を達成している。また、実用燃費の向上を狙い新たに「排気熱再循環システム」を搭載し、これまで捨てていた排気の熱エネルギを回収し、エンジン暖機やヒータの暖気に利用している。 ハイブリッド用バッテリーの搭載位置は、前モデルでは3列目下部だったが、前席左右間のコンソールボックス下に移された。このため前席から2列目以降へのウォークスルーはできないが、シートアレンジ制限については改善された。 価格は376万円(税込)からと一般的なミニバンより割高だが、VDIMを標準装備するなど安全面も充実している。なお、2009年4月から施行された「環境対応車普及促進税制(いわゆる"エコカー減税")」により、自動車重量税・自動車取得税が100%減税される。また、「残価設定型プラン」も活用できる。

2007年4月25日独立行政法人「自動車事故対策機構」より2006年度の自動車アセスメントで自動車アセスメントグランプリを受賞した。

2008年12月24日、マイナーチェンジ。外装のデザインを変更してより個性を強めた外観となったほか、「アエラス」とハイブリッドの「G」に本革シートを採用した「レザーパッケージ」を追加設定。また、ステアリングスイッチの全車標準装備化、快適温熱シート(一部グレードを除く)、エコドライブインジケーターランプを採用し機能面を向上したほか、アクティブヘッドレストを前席シートにも採用したり、2.4L車にはS-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)のオプション設定を追加するなど安全面も向上された。なお、2代目ist以降、フルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、および新型車として発売される全てのトヨタ車にサイド・カーテンエアバッグの標準装備化されるとの発表があったが、このエスティマのマイナーチェンジではサイド・カーテンエアバッグの標準装備化は行われなかった。

2009年8月3日、「アエラス」をベースに、上級グレード「G」で採用されているシート表皮(ダブルラッセル)やバーズアイメイプル木目調の内装を採用し高級感をもたせると共に、デュアルパワースライドドア(イージークローザー、挟み込み防止機能付)・ETCユニット・マルチインフォメーションディスプレイを特別装備し利便性も向上させた特別仕様車「アエラス"G-EDITION"」を発売。ボディカラーは専用色の「グレーメタリック」を含む4色を設定し、内装色も「ダークグレー」か「グレージュ」を選択できる。

2009年12月14日、一部改良。最新の排出ガス試験モード(JC08モード)において、2.4L車が冷間時の測定モードで、3.5L車が温間時の測定モードで「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得(3.5L車の冷間時及びハイブリッド(冷間時・温間時とも)は既に取得済)。また、ハイブリッド「G」に搭載(他のグレードでもオプションで搭載可能)のHDDナビゲーションを最新モデルに変更し、新たに目的地の目の前まで案内する機能とETCカード挿入時に有効期限を音声案内する機能を追加。ハイブリッドのパワースイッチを「シナジーブルー」に変更した。なお、同年8月発売の特別仕様車「アエラス"G-EDITION"」も上記改良を行った。

車名の由来

  • ESTIMA 英語で「尊敬すべき」というESTIMABLE(エスティマブル)より名づけた。
    • なお、ESTIMAの名称は日本のみで使用され、海外ではプレビア(PREVIA)の名称でアメリカやイギリス等にも販売されていたが、現在はアジアとオセアニア等の一部の国のみの販売である。これはアメリカでは、初代が発売されていた当時は、サイズが小さすぎると言う事。また欧州では、2代目以降はこのクラスの成長があまり見込めない(欧州メーカー製除く)事が販売不振の理由である。

取り扱い販売店

  • トヨタ店
  • カローラ店

ちなみに初代は、親エスティマが両店で、ルシーダがカローラ店、エミーナがトヨタ店で販売されていた。2代目はTがトヨタ店、Lがカローラ店で販売されていた。3代目からは販売店による区分はなくなった。大阪地区では1大阪トヨペットで販売されたが、名称変更で2006年8月8日をもって大阪トヨタの販売になった。

脚注

  1. ^ オデッセイはエスティマと高さ以外は、ほぼ同じ大きさ。
  2. ^ 後にハイブリッド化されている。
  3. ^ ただし、バッテリーが前席下部にあるため運転席、助手席と二列目シートのウォークスルーができなくなっている。
  4. ^ カローラ店ではエスティマL、トヨタ店ではエスティマT
  5. ^ 同年12月21日に発表されたホンダ・エリシオン プレステージは同じ3456cc・V6ではあるが、300psを達成した。

関連項目

  • トヨタ・アルファード
  • トヨタ・ヴェルファイア
  • トヨタ・シエナ
  • ラジオ関西 - 3代目をラジオカーとして使用している。
  • TOYOTA 飛び出せ街かど天気予報(ニッポン放送) - 中継車として使われている。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
ウィキメディア・コモンズ
  • toyota.jp エスティマ
  • toyota.jp エスティマハイブリッド
  • タラゴ(オーストラリア向け)
  • プレビア(台湾向け)

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