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フォルクスワーゲン ゴルフの画像

フォルクスワーゲン ゴルフの画像は随時、更新されます。お目当てのコンテンツを見た後でまた見に来てください。

フォルクスワーゲン ゴルフとは

ゴルフ (Golf) は、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンのハッチバック型自動車。車名の由来は「メキシコ湾流の風(ドイツ語でゴルフシュトローム Der Golfstrom 、英語のガルフストリーム the Gulf Stream に当たる)」。北米仕様の車名は「ラビット」。

目次

  • 1 概要
  • 2 開発の経緯
  • 3 歴史
    • 3.1 初代(1974-1983年)
      • 3.1.1 エンジン
      • 3.1.2 派生車種
    • 3.2 2代目(1983-1991年)
      • 3.2.1 エンジン
      • 3.2.2 派生車種
      • 3.2.3 グレード
    • 3.3 3代目(1991-1997年)
      • 3.3.1 エンジン
      • 3.3.2 グレード
      • 3.3.3 派生車種
    • 3.4 4代目(1997-2003年)
      • 3.4.1 エンジン
      • 3.4.2 派生車種
    • 3.5 5代目(2004年-2009年)
      • 3.5.1 概要
      • 3.5.2 日本仕様各グレード
        • 3.5.2.1 通常モデル
        • 3.5.2.2 特別仕様・限定モデル
        • 3.5.2.3 エンジン
      • 3.5.3 派生車種
    • 3.6 6代目(2009年-)
      • 3.6.1 日本仕様各グレード
      • 3.6.2 派生車種
  • 4 ワンメイクレース
  • 5 関連項目
  • 6 脚注
  • 7 外部リンク

概要

欧州では「Cセグメント」に分類され、世界中で販売されている乗用車である。世界の車種別歴代総生産台数ではトヨタ・カローラに次ぐ第2位[1]であり、2007年3月には累計の生産台数が2,500万台に達し、日本にもこれまで約60万台が輸入されている[2]。1974年に発売された初代モデルは680万台が生産された。販売はモデルチェンジの度に減少し、1997年発表の4代目モデルの生産台数は430万台であった。

ジョルジェット・ジウジアーロのデザインになる初代ゴルフは、横置きエンジンによる前輪駆動(FF)方式と効率的なパッケージングによるコンパクトな外寸、余裕のある室内空間を持ち、世界中でヒットとなった。

当初は同社の実質的なロワーエンドに位置する[3]大衆車であったが、「GTI」と呼ばれるホットモデルが初代から用意されており、初代は1.6リッター、2代目は、1.8リッターDOHCが搭載された。

なお、初代ゴルフの派生車種にシロッコ(Scirocco)を挙げる場合があるが、ともにジウジアーロによるデザインで開発の時期も重なってはいるものの、発売はシロッコが先行している。これは、生産台数の差から市場への影響が少ないシロッコで初期不良の洗い出しを済ませ、ゴルフIにフィードバックする為と言われている。現在では、ゴルフと同じプラットフォームを使うアウディA3が先行して発売され、同じ役割を担っている。

歴代カブリオ(カブリオレ)の人気が高かったが、現在のゴルフⅥにはカブリオは無く、オープンモデルはイオスと、ゴルフIVベースのニュービートル がその任を担っている。

開発の経緯

フォルクスワーゲン社は第二次大戦後、フェルディナンド・ポルシェ設計のビートルを生産して大躍進したが、1960年代に入るとさすがに後継車の開発が求められるようになっていた。1965年、当時の社長であったハインツ・ノルトホフはこの車の設計をポルシェに委託し、ポルシェはこれに応えてEA266と呼ばれる小型車を開発した。この車はアンダーフロア・ミッドシップというエンジンレイアウト[4]を持ち、パッケージングとしては極めて優秀なものであった[5]

しかしこのEA266は初代ビートルと同じく、1台当たりいくらという形でのギャランティーをポルシェに支払う契約となっていた為、相対的に見てコスト面で割高な商品であった。また操縦安定性の点でも、高エネルギー時の御しづらい特性は当時の技術レベルでは解決が難しかった。この為、ノルトホフが急死した後にフォルクスワーゲン社の社長となったルドルフ・ライディングはEA266の生産計画を白紙に戻し、新たにジョルジェット・ジウジアーロにスタイリングと設計を一任、ビートルの後継車を開発した。これが初代ゴルフである。ジウジアーロはイタリアやフランスの小型車で既に一般的であったFF+ハッチバックのパッケージングや、エンジン、クラッチ、トランスミッション、デフを横一列に配置する、いわゆるジアコーサレイアウト[6]を熟知しており、これが名車の誉れ高い初代ゴルフを生み出す原動力になったと考えられている。

歴史

以下はいずれも本国での発表年で、エンジンは日本国内で販売された車種に搭載されたものを中心に記載する。

初代(1974-1983年)

フォルクスワーゲン・ゴルフI
3ドアハッチバック
Vw golf 1 v sst.jpg
Vw golf 1 h sst.jpg
1.6L K-ジェトロ ガソリンエンジン
VW Golf I 001.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
3ドアハッチバック
ワゴン
カブリオレ
エンジン 直列4気筒 1.8/1.7/1.6/1.5L
直列4気筒ディーゼル 1.6/1.5L
変速機 3速AT/5速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:セミトレーリングアーム
全長 3,725mm
全幅 1,610mm
全高 1,410mm
ホイールベース 2,400mm
車両重量 780kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
最高速度 160km/h
LS 3ドア 5速MT
-自動車のスペック表-

現在のルポ位の大きさのFFハッチバック。スタイリングとパッケージングはジウジアーロによるものであり、フロントドアには三角窓があった。

日本導入は1975年からで、排ガス規制等に伴う年次変更が多かった。

  • 1975年 ヤナセ、LS・4ドアモデルを販売。
  • 1976年 三角窓が開閉式に変わる(後に導入されるジェッタは開閉機構なし)。1.6リッターLSEモデルの追加。また、2ドアモデルも新たに加わる。
  • 1977年 1.5が廃止され全車1.6へ。同時にグレード名が LS / LSE から E / GLE に変更され、1.5ディーゼルの D が追加された。
  • 1978年 排ガス規制の関係で再び1.5リッターエンジンに変更される。ディーゼルに上級グレードの GLD 追加。
  • 1979年 前後バンパーが鉄製から樹脂製に変わり全長が拡大。
  • 1980年 再び1.6リッターとなる。カブリオが登場。
  • 1981年 1.7リッターの新型エンジンに換装。ディーゼルも1.6リッターへ変更。リアコンビランプが大型化される。
  • 1982年 グレード呼称の見直し。
    E / GLE / D / GLD から Ci / GLi / C Diesel / GL Diesel へ変更。
  • 1983年 GTD 追加。

(以下カブリオのみ)

  • 1985年 1.8リッターエンジンに変更。
  • 1989年 大型カラードバンパーや4灯式ヘッドランプなど、外装を大幅に変更。
  • 1992年 最終限定車クラシックライン発売。

ゴルフのホットハッチ「GTI」は、当時、日本への正規輸入は無かったが、モデル末期の1983年にはヤナセから「GTD」が販売された。これはGTIとほぼ共通の外装を持ち合わせたスポーツ仕様であり、出力90馬力のターボチャージング付き1.6リッターディーゼルエンジンが搭載されていた。

カブリオ (カブリオレ)のコーチワークは、ビートルカブリオ ( Typ 15 )以来の関係を持つ、カルマンが担当した。次世代のゴルフ IIでは新たなカブリオレモデルの設定はなく、こののカブリオは、「クラシック」のサブネームを与えられて、ゴルフ III カブリオの登場まで販売される長寿モデルとなった。

エンジン

  • 1.5リッター直4SOHCキャブレター (LS)
  • 1.6リッター直4SOHCインジェクション (LSE / E / GLE / カブリオ初期)
  • 1.6リッター直4SOHCインジェクション(GTI並行輸入)
  • 1.7リッター直4SOHCインジェクション(Ci / GLi / カブリオ中期)
  • 1.8リッター直4SOHCインジェクション(カブリオ後期)
  • 1.5リッター直4ディーゼルエンジン (D / GLD)
  • 1.6リッター直4ディーゼルエンジン (D / CD / GLD)
  • 1.6リッター直4ディーゼルターボ (GTD)

派生車種

シロッコ(スポーツコンパクト)

詳細は「フォルクスワーゲン・シロッコ」を参照

ジェッタ(セダン)

詳細は「フォルクスワーゲン・ジェッタ」を参照

キャディ/ ラビット ピックアップ
はしご形フレームを持たない、ビルドインフレームのモノコックボディー ( ユニボディー )のピックアップトラック。ホイールベースは延長されている。en:Volkswagen Caddy


2代目(1983-1991年)

フォルクスワーゲン・ゴルフII
5ドアハッチバック(後期型)
Vw golf2b v sst.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
3ドアハッチバック
エンジン 直列4気筒 1.8/1.6L
直列4気筒ディーゼル 1.6L
変速機 3速AT/5速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:ストラット
後:トレーリングアーム
全長 3,985mm
全幅 1,665mm
全高 1,415mm
ホイールベース 2,475mm
車両重量 1,030kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル CLi 5ドア 3速AT(後期型)
-自動車のスペック表-

日本での販売開始は1984年で、当時の正規輸入代理店であるヤナセから販売された。当初はサイドウィンドウに開かない三角窓があった。サンルーフは手動開閉式、ATは3速、右ハンドルでもワイパーアームの取り付け位置は左ハンドル用のままであった。また、この代からGTIの正規輸入が始まった。当初8VのGTIが登場し、後から16VエンジンのGTI16Vが追加された。GTIは当時人気のあったピレリP6を履き、純正ホイールもピレリのPの文字がデザインされたモノが装備されていた。GTI16Vは4灯のグリルを備えていたが、日本国内の保安基準(補助灯の中心はヘッドライトの中心より上にあってはならない)に適合せず、中央寄りの2灯は点灯しなかった。また、1986年に世界で初めてゴルフ2ディーゼル(型式「1V」)に酸化触媒が搭載された(ただし、日本仕様での酸化触媒はゴルフ3から)。最初のマイナーチェンジでは、三角窓の廃止とエンブレムの変更、ワイパー位置も右ハンドル用に改良された。エンブレムは右端にVWのマークとVolkswagenの文字だったが、このマイナーチェンジで中央にVWマークのみとなった。2度目のマイナーチェンジではバンパーの形状を変更、ボディ下部まですっぽりと覆うより現代的なものに変更された(通称ビッグバンパー)。

ボディサイズは、現在のポロ程度であり、デザインはVW社内で行われたものであった。

エンジン

  • 1.8リッター直4SOHC (Ci, GLi, GTI)
  • 1.8リッター直4DOHC (GTI16V)
  • 1.6リッター直4ディーゼル(C, CL),ディーゼルターボ(CLD turbo, GTD)


派生車種

ゴルフシンクロ(Syncro)
ゴルフにビスカスカップリングを搭載しフルタイム4WD化した。通常モデルとの差異は、外観ではグリル、フェンダー、そしてリア部にある"Syncro"エンブレム、内装では、高めのフロアトンネル、リアデフ設置の為のトランクルームの狭小化、左右前席下にある後席用空調ダクト、GTIと同様のグローブボックスにある"Syncro"エンブレムであった。VW社の資料に拠れば路面状況により前/後輪に対するトラクション配分を95:5から5:95まで変更できる。左ハンドルのマニュアルトランスミッション車のみのラインアップで、日本国内では1987年から1989年まで販売された。セダン仕様であるジェッタにもSyncroモデルがあった。
ゴルフ II カントリー
欧州仕様
ゴルフ II カントリー
(リア)
ゴルフカントリー
Syncroをベースに最低地上高を拡大したモデル。車高の高さとバックドアの外側にパイプ製のスペアタイヤキャリによる独特の外観を持つ。日本では1991年まで販売継続されたが、総輸入台数は110台にすぎなかった。
ジェッタ(セダン)
ヘッドライトは北米向けのラビット( Rabbit )同様、異形2灯となる。
シロッコ(スポーツクーペ)

詳細は「フォルクスワーゲン・シロッコ」を参照

コラード(スポーツクーペ)

詳細は「フォルクスワーゲン・コラード」を参照

ゴルフ Rallye(ラリー)
WRC用にゴルフを4WD化し、コラードと同じG60スーパーチャージドエンジンを搭載していたが、ACの装備が元々無く、尚且つ日本での正規販売もなかった。薄型異形ヘッドライトや大きなオーバーフェンダーが外観上の特徴。
ゴルフ G60 Limited
ゴルフRallyeと同様にG60スーパーチャージドエンジンとSyncroシステムを搭載しているが、こちらは4ドアモデルもあり、外観は通常のゴルフ同様であった。日本への正規輸入は行われなかった。

グレード

Ci、CLi、GLi、GLX、GTI、GTI 16V、C diesel、CL diesel、CLD turbo、GTD

3代目(1991-1997年)

フォルクスワーゲン・ゴルフIII
5ドアハッチバック
Golf III Blaumetallic auf dem Hof.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
3ドアハッチバック
エンジン V型6気筒 2.8L
直列4気筒 2.0/1.8/1.6L
直列4気筒ディーゼル 1.9L
変速機 4速AT/5速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム
全長 4,020mm
全幅 1,695mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,475mm
車両重量 1,080kg
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
データモデル CLi 5ドア 4速AT
-自動車のスペック表-

ゴルフ史上で一番廉価なモデル(CLi2ドア)であり、初めてカブリオがモデルチェンジを行い、ゴルフ初のワゴンも登場した。ヘッドランプの形状に対しては賛否意見が分かれた。1992年、欧州カーオブザイヤーを受賞。

日本ではVWが当時、ロックバンドのボン・ジョヴィの来日公演のスポンサーだったことから、限定車として「Bon Jovi Edition」が販売されたことがある。同様に欧州では、ピンク・フロイド仕様も発売された。

先売のコラード同様、狭角V6エンジンを積みむ「VR6」が発売された。日本でのサンルーフ付き「VR6」は1995年式のみ。

エンジン

  • 1.8リッター直4(OHC)
  • 2.0リッター直4(OHC)
  • 2.0リッター直4(DOHC 16V)
  • 2.8リッターV6"VR6" (SOHC)
  • 1.9リッター直4ディーゼルターボ

グレード

ゴルフ - CLi(2ドア/4ドア)、CLディーゼル、GLi、GTI、VR6

派生車種

ゴルフカブリオ(カブリオレ)、ゴルフワゴン(ワゴン)、ヴェント


4代目(1997-2003年)

フォルクスワーゲン・ゴルフIV
5ドアハッチバック
VW Golf IV.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
3ドアハッチバック
エンジン 直列4気筒 2.0/1.8/1.6L
変速機 5速AT/4速AT/6速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:ストラット
後:トーションビーム
全長 4,155mm
全幅 1,735mm
全高 1,455mm
ホイールベース 2,515mm
車両重量 1,330kg
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
データモデル GTI 5ドア 5速AT
-自動車のスペック表-

全幅は1700mm超となり、日本では3ナンバー(普通乗用車)登録となった。プラットフォームはアウディA3、TTなどと共通。

ニュービートルに次ぐRラインとして設定されたR32は本モデルより登場し、日本へは2ドア左ハンドルが500台、4ドア右ハンドルが400台の限定にて輸入された。

エンジン

  • 1.6リッター直4 SOHC (E,L)
  • 1.8リッター直4 DOHC 20バルブ (CLi,GLi初期、アウディ製)日本仕様は98年モデルのみ。
  • 1.8リッター直4 DOHC 20バルブターボ (GTI,GTX、アウディ製)
  • 2.0リッター直4 SOHC (CLi,GLi,L Plus)
  • 2.3リッターV5(日本未導入)
  • 3.2リッターV6 SOHC(R32)

派生車種

ボーラ(セダン)、ワゴン、ニュービートル

オープンカーであるゴルフ・カブリオレは、4代目ゴルフに似せた外観に変更されたが、実態は先代・ゴルフIIIの継続販売であった。

5代目(2004年-2009年)

フォルクスワーゲン・ゴルフV
5ドアハッチバック
VW golf V.jpg
GTI 5ドアハッチバック
Volkswagen Golf GTI - 2007 - a.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
3ドアハッチバック
エンジン V型6気筒 3.2L
直列4気筒 2.0/1.4L
変速機 7速DSG/6速DSG/6速AT/6速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラットコイル
後:4リンクコイル
全長 4,205mm
全幅 1,760mm
全高 1,520mm
ホイールベース 2,575mm
車両重量 1,310kg
横滑り防止機構 R32 3ドアは受注生産
他は全車標準装備
サイズ・重量データモデル TSIトレンドライン 7速DSG
-自動車のスペック表-

概要

操安性の向上と、内装を中心とした質感の向上、及びコストの見直しを主眼に開発されたモデル。先代に引き続きプラットフォームはアウディA3のものが利用される。

ボディは先代比で50mm長く、25mm幅広く、30mm高く(Eグレード同士での比較)なり、ホイールベースが60mm延長されたことによって主に後席の居住空間が拡大した。パネルのレーザー溶接による接合部分が先代の5mから70mに拡大され、静的ねじれ剛性で80%以上、曲げ剛性で35%の向上を得ている[要出典]。スタイリング上は、歴代モデルと同様の太いCピラーに加え、ティアドロップ形のヘッドランプ、それに対応したダブルサークル状のレンズを持つリアコンビランプ、ラジエターグリルからフード上に伸びる深いVラインなどが特徴である。

エンジンは、出力向上及び燃料消費率低減のためシリンダー内への燃料噴射を直噴化したFSIエンジンが全モデルに搭載した。またミッションは、ATが先代の通常4速から6速とされ、後期にはダブルクラッチ方式のセミATであるDSG(6速、及び燃費指向のグレードには7速)が採用された。またエンジン負荷の軽減と燃費の向上のため、パワーステアリングが油圧から電動に変更された。またリヤサスペンションには、先代までのトーションビーム方式に代わってマルチリンク方式が採用された。この年式から、後席中央の3点式シートベルトが採用されている。

製造工場はドイツ・ヴォルフスブルク、及び南アフリカ共和国・ユイテンヘーグ(Uitenhage)であり、日本へは主に後者において製造されたものが輸入されていた。

日本仕様各グレード

約5年のモデルライフを通して、多くの追加・変更がなされた。

通常モデル
E (2004年6月~2008年6月)
1.6Lエンジン搭載のベーシックモデル。型式はGH-1KBLP,又はABA-1KBLP。「TSI Trendline」の新設に伴い廃止。
TSI Trendline (2008年6月~5代目末期)
「E」の後継モデル。新開発のターボチャージャー付き1.4LDOHCエンジンに、小型軽量化を図った新開発7速DSGを組み合わせ、2.0L並みのトルクを得ながら、燃費は「E」対比で20%の向上を実現した。この燃費は歴代ゴルフの日本発売モデルにおける最高値である。型式はABA-1KCAX。
GLi (2004年6月~2008年1月)
「E」とは2.0Lエンジンのほか、アルミホイールやマルチファンクション・インジケーターなど装備面の違いがある量販モデル。型式はGH-1KBLX。「TSI Comfortline」の新設に伴い廃止。
TSI Comfortline (2008年1月~5代目末期)
「GLi」の後継モデル。1.4Lエンジンにターボチャージャー+スーパーチャージャーを組み合わせており、小排気量ながら「GLi」よりも高いトルクを確保している。
ミッションは6速DSGであり、2重過給のエンジンと相まって、走行性能は高い。1.4Lエンジンとターボチャージャー+スーパーチャージャーの組み合わせは後述の「GT TSI」グレードと同一だが、出力は「GT TSI」よりも若干落とされ、その分出力特性を低回転側に振っており、より実用性が重視されたモデルである。型式はABA-1KBMY。
GT(2004年6月~2007年2月)
「GLi」をベースにスポーツサスペンション、16インチタイヤ、スポーツシート、フルオートエアコンなどを装着したモデル。5代目発売当初のラインナップの中では、最もスポーティーなグレード。後述の「GTX」が登場するまでは「レザーパッケージ」というグレードも用意されていた。型式はGH-1KBLX。「GT TSI」の新設に伴い廃止。
GT TSI (2007年2月~5代目末期)
「GT」の後継モデル。1.4Lエンジンにターボチャージャー+スーパーチャージャーを組み合わせ、125kW(170ps)を得しながら、10・15モード走行の国土交通省審査値は14.0km/Lの燃料消費率であった。同じ1.4Lエンジンにターボチャージャー+スーパーチャージャーを組み合わせた「TSI Comfortline」よりも出力は高い。ミッションは6速DSG。17インチホイール・タイヤを標準装備する。型式はABA-1KBLG。
GTX (2005年2月~2008年1月)
GTIの6速DSG仕様にレザーやウォールナットウッドなどの内装を装備した高級仕様。GTIよりも先行する形で設定されたモデルであったが2007年末を以て設定廃止。5代目の中では最も早い段階でDSGを搭載していた。型式はGH-1KAXX。
GTI (2005年5月~5代目末期)
いわゆるホットハッチ仕様である。
ボディの肥大化とともに俊敏性が損なわれていった先代までのGTIに対し、“あの頃(=初代~2代目)と同様に魅力のある本物が復活した”という意を込め、“GTI is back”というキャッチコピーを携えて登場した。
ターボチャージャー付きの2.0L直列4気筒DOHCエンジンとDSGミッションと組み合わせで、0→100km/h加速は6.9秒であった。最高速は233kmであり、6速MTも選べた。先代、先々代と異なり、5代目は黒のハニカムラジエターグリルなど他グレードとは差別化された外観であった。
時期によっては日本でのゴルフの販売台数の約三分の一を占める人気グレードとなっていた[7]。型式はGH-1KAXX、又はABA-1KAXX。
R32 (2006年2月~5代目末期)
「Racing」の頭文字が示す通り、市販されるゴルフの中で最も高い性能を持つモデル。
3.2Lの可変バルブタイミング機構付き狭角V6DOHCエンジンに、4輪駆動(4MOTION)を組み合わせている。
外観ではアルミのフロントグリル、専用の前後バンパー、センター2本出しの専用マフラー、専用デザインの18インチアルミホイール等が特徴。内容では固められた専用のスポーツサスペンションやブルーに塗られた専用キャリパー等の他、幾つかの専用装備を持つ。
3ドア(受注生産)は左ハンドル/6速MTのみ、5ドアは右ハンドル/6速DSGのみとなる。型式はGH-1KBUBF、又はABA-1KBUBF。
特別仕様・限定モデル
GTI Cupcar (2005年3月~)
GTI(但し2ドア)をベースに、ロールゲージや4点式ハーネス等を装備し、「ゴルフGTiカップ」等への出場等、サーキット走行にもある程度対応できるモデル。
他にも前後の牽引フック、レーシング・ブレーキパッド、専用デザイン・アルミホイール、専用タイヤ等を装備している。
Thanks Edition (2007年1月~)
日本での「輸入車販売7年連続1位」を記念し設定された特別限定車。
「E」をベースに人気装備(15インチアルミホイール、パークディスタンスコントロール等)を装備したモデル。
25M Edition (2007年5月~)
世界での「累計生産台数2,500万台」を記念し設定された特別限定車。
「E」をベースに人気装備(レザーステアリング、16インチアルミホイール等)を装備したモデル。1,000台限定。
オクターブ (2007年11月~)
「E」をベースに人気装備(マルチメディアステーション、アルミホイール、レザーステアリング、パークディスタンスコントロール等)を装備したモデル。1,200台限定。
GTI Pirelli (2008年10月~)
イタリアのタイヤメーカー「ピレリ」社とのコラボレーションによるモデル。
GTIをベースに、エンジンのマネージメントシステムの変更により、出力をGTIの200馬力から230馬力へ向上させた。
外装では専用の前バンパースポイラー及びサイドスカートの他、専用デザインの18インチ・アルミホイールに、ピレリ社のP-zeroタイヤを組み合わせる。
内装ではタイヤのトレッドパターンを模したデザインの専用シートの他、イエローステッチが入ったステアリングやシフトノブ等が特徴。1,000台(黄色170台、黒870台)限定。型式はABA-1KBYD。
エンジン
  • 1.4L 直列4気筒 DOHC ターボチャージャー TSI = (TSI Trendline)
  • 1.4L 直列4気筒 DOHC ターボチャージャー + スーパーチャージャー TSI (103kW・140ps仕様) = (TSI Comfortline)
  • 1.4L 直列4気筒 DOHC ターボチャージャー + スーパーチャージャー TSI (125kW・170ps仕様) = (GT TSI)
「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー1.0-1.4Lクラス」3年連続受賞
  • 1.6L 直列4気筒 DOHC FSI = (E、Thanks Edition、25M Edition、オクターブ)
  • 2.0L 直列4気筒 DOHC FSI = (GLi、GT)
  • 2.0L 直列4気筒 DOHC ターボチャージャー T-FSI = (GTX、GTI、GTI Cupcar、GTI Pirelli、)
  • 3.2L Ⅴ型6気筒 DOHC = (R32)
他に日本未導入のエンジンとして、2.5L 直列5気筒 DOHC(米国仕様のみ)や、170psを発生する2Lターボディーゼルなどがある。

派生車種

ゴルフプラス、クロスゴルフ、ゴルフヴァリアント(ワゴン)、トゥーラン(ミニバン)、イオス(オープンカー)

6代目(2009年-)

フォルクスワーゲン・ゴルフⅥ
3ドアハッチバック
VW Golf VI TSI am 2008-10-11.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
3ドアハッチバック
エンジン 直列4気筒 1.4Lターボ/1.4Lターボ+スーパーチャージャー
変速機 7速DSG/6速DSG/6速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラットコイル
後:4リンクコイル
全長 4,210mm
全幅 1,790mm
全高 1,485mm
ホイールベース 2,575mm
車両重量 1,290kg~1,340kg
-自動車のスペック表-

2008年8月、フォルクスワーゲンAGは、6代目となるモデルを10月にドイツ本国で発売すると発表した。2009年4月には「ワールドカーオブザイヤー2009」を受賞した。

日本では2009年4月9日に発表され、同4月14日より発売開始された。全米でも同年秋に販売を開始した。

本国では、このモデルを初め、ゴルフヴァリアント、クロスゴルフ、ゴルフプラスにもLPG自動車が追加されている。

日本仕様各グレード

TSI Comfortline (2009年4月~ )
先代とは異なり、1.4L TSI シングルチャージャー(インタークーラー付ターボ)エンジンのエントリー仕様となった。それでも、2.0L NAエンジン等同等の最大トルク200N・m(20.4kg・m)を1,500回転から発揮する高効率を実現している。また、7速DSGを採用したことで、燃費消費率も向上され16.8km/L(10・15モード)となり、「平成22年度燃費基準+25%」を達成する高い燃費性能を持った。
9エアバッグ、2ゾーンフルオートエアコン、スタティックコーナリングライトオートライトシステム、レインセンサー、AM/FM CDプレイヤー、16インチアルミホイールを標準装備している。
2010年2月5日に日本向け仕様のエンジンの改良を行い、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。燃費消費率は若干下がったものの(16.8km/L→16.4km/L)、「平成22年度燃費基準+25%」を引き続き達成した為、「環境対応車 普及促進税制(エコカー減税)」適合グレードとなった。
TSI Highline (2009年4月~ )
「TSI Cofortline」の上級仕様で、エンジンはスーパーチャージャーを追加した1.4L TSI ツインチャージャーエンジンを搭載。最高出力は118kw(160PS)。こちらも7速DSGに変更したことで、燃費効率が先代に比べ、約16%向上された(16.2km/L(10・15モード)、「平成22年度燃費基準+20%」達成)。
アルカンタラ&ファブリックスポーツシート、クルーズコントロール、パークディスタンスコントロールが追加され、機能も充実すると共に、アルミホイールは17インチに変更される。
GTI (2009年8月~ )
ハッチバック仕様。
エンジンは2.0LのTSI シングルチャージャーエンジンとなり、先代より11馬力向上しながらも、6速DSGと組み合わせることで、10・15モード燃費で13.0km/Lと歴代「GTI」の中でも一番の低燃費となり、「平成22年度燃費基準」を達成した。
電子制御式ディファレンシャルロック"XDS"をフォルクスワーゲン車で初採用。中高速域でのコーナリング時に作動し、内側の駆動輪の荷重が不足すると車輪のブレーキ圧を高めて空転を防止。トランクションが確保される為、アンダーステアが軽減される効果がある。

派生車種

  • ゴルフ ヴァリアント(ワゴンタイプ)
日本でも2009年11月17日にモデルチェンジ(前身のゴルフワゴンを含めて4代目)。フロントフェイスは「ゴルフ」と共通のデザインとなり、インテリアにもより磨きがかかった。エンジンは3種類用意され、「TSI Trendline(トレンドライン)」には1.4L TSI シングルチャージャー(インタークーラー付ターボ)エンジンを、「TSI Comfortline(コンフォートライン)」には1.4L TSI ツインチャージャー(インタークーラー付ターボ+スーパーチャージャー)エンジンを、「2.0 TSI Sportline(スポーツライン)」には「ゴルフ GTI」と同じ2.0L TSI シングルチャージャーエンジンをそれぞれ搭載、いずれにも7速DSG(2.0 TSI Sportlineは6速DSG)と組み合わさったことで、燃費性能が向上され、「TSI Trendline」は歴代ゴルフヴァリアントの中でも最高レベルの16.8km/L(10・15モード)を達成した。
2010年2月5日には「TSI Trendline」の日本向けエンジンを改良し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。燃費は若干下がった(16.8km/L→16.4km/L)ものの、「平成22年度燃費基準+25%」を引き続き達成したことで、「ゴルフ TSI Comfortline」と共に、輸入ガソリン車初の「環境対応車 普及促進税制(エコカー減税)」の適合グレードとなった。

この他、シロッコⅢがある。

ワンメイクレース

1970年代から1980年代にかけて、ドイツや日本などでゴルフのワンメイクレースが「Golfポカールレース」の名称で開かれていた。著名な参加者に、歌手の稲垣潤一や俳優の岩城滉一、三原じゅん子なども参戦していた。2005年からは「ゴルフGTiカップ」の名称で行われている。

関連項目

  • フォルクスワーゲン
  • フォルクスワーゲン・タイプ1
  • フォルクスワーゲン・ニュービートル

脚注

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  1. ^ 「ゴルフ」生産数世界2位 カローラに迫る量産車に 47NEWS 2002年6月26日
  2. ^ フォルクスワーゲン ゴルフ生産累計2500万台を達成 フォルクスワーゲン グループ ジャパン公式
  3. ^ 当時はビートルも併売されていたが、他社の新型車と比べると、すでに太刀打ちできない部分が多かった。
  4. ^ 後席のシートの下にエンジンを配置する方式。EA266は初代エスティマと同様、水平シリンダーの横倒しエンジンを採用していた。
  5. ^ 福野礼一郎はジウジアーロ設計による初代ゴルフを極めて高く評価しているが、EA266にはそれ以上の高い評価を与えている。
  6. ^ 既にフィアットがアウトビアンキ・プリムラや128で手がけていた。
  7. ^ 二玄社刊 月刊CAR GRAPHIC 2007年10月号

外部リンク

  • Volkswagen Golf(日本語公式サイト)
  • フォルクスワーゲン・ゴルフ GT TSI長期リポート(Nikkei Net)

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